全国から参加 230人ウェビナー

初開催 zoom×youtubeウェビナー

東京宇佐川研3月度をウェビナーにて開催いたしました。

 今年度最後の研究会でしたので、みんなで顔を合わせて一年間の実践の成果を報告し合いたいところでしたが、コロナウィルスの感染症対策の一貫でウェビナー開催としました。

 宇佐川浩教授が御存命だった時は、毎年この3月開催は、宇佐川先生がこの一年間で体型づけられた研究成果や考え方をご報告いただく回としていました。

 臨床で結果を出すためには、良い実践を積み重ねるしかありません。
 毎年3月開催は、実践の背景にある知識や技術を分かち合う貴重な時間としていました。

 そのような意味をもつ三月の東京宇佐川研でしたので、コロナウイルスの影響はあっても何とか開催したいという思いでおりました。

 そこで今回は、研究会会長である木村順の療育ルームより、木村の講義と、カメラと機械操作として代表をさせて頂いている植竹、そして事務局として裏方で活躍してくれている児島は自宅からウェビナーをサポートというこれまでにないスタイルで開催しました。

 すでに昨年から、九州の保護者宅と東京の会場をwebでつなぎケーススタディを行ってきています。

 さらに今回は、zoomによるweb会議機能とyoutubeを連動させ、ウェビナー開催いたしました。

 急な決定でもありながらzoom85名、youtube151名という方がLive配信の研究会にご参加くださいました。

 中には入院中の病室からそっと配信を聴いていますというメッセージをいただいたり、赤ちゃんを抱っこしながら参加してくださったりと、北海道から鹿児島からと会場には行きたくても行けなかった方もご参加いただけました。

 ウェビナー自体が初めてであることと、さらにzoomとyoutubeを連携かける方法や、配信機器の設定、参加者の導線などを考えると、リアルセミナーよりも数倍大変な開催でした。

 2時間の開催に対して、配信練習など含め20時間以上かかっているかと思います。  

 コロナウィルスのせいにして、開催自体を辞めてしまえば簡単なことです。

 でも、諦めない支援を信念にしている宇佐川研です。

 ピンチはチャンス!

 調べまくり、そして、練習しまくり、当日に臨みました。

撮影現場


 それでも開始時は、youtubeの連携がうまくいかないなどのドラブルもありつつスタート。

 zoomとyoutubeのチャットでの質問に応えながら機械操作をしており、画面共有のミスなどもありました。

 でも、参加者の方は常に220名の方が、画面から離れることなく真剣に講義を聴いてくださりました。

 そして、zoomの利点であるブレイクアウト会議機能を使い、4名ずつのミニ会議室に参加者が分かれ5分という短い時間でしたが、全国の参加者同士が話し合いました。

 東京メンバーが熊本メンバーとディスカッションし、話し合って出たアイディアをチャットで共有。

 そして、研究会終了時には恒例の集合写真を25名ずつの画面で撮影。


 ご不便をおかけするところもありましたが、ご参加いただいた方からは、最後に笑顔で手を振ってくださる姿に、私たち運営メンバーもホッとした思いでいました。

 難しいから辞めるのではなく、難しいからこそ、チャレンジして新しい道を探すことで、新しい支援の可能性も見出すことができた貴重な経験となりました。

育てにくい子の背景

 講義の内容は、『育てにくい子の背景に「基礎感覚」のつまずきアリ』
というタイトルで、基礎感覚の触覚、平衡感覚、固有感覚の中でも、様々な育てにくさの根っこになりやすい「触覚」を中心にお届けしました。

 歯磨きが苦手、偏食、歯医者さんの治療、心臓検診、友達と手をつなげない、すぐに手が出てしまう、 など触覚のつまずきから起こりえる症状を参加者からチャットで書き出していってもらいました。

 子どもたちの生活が落ち着かないものになっている際に、その起こっている出来事は様々ですが、一つ一つ背景を見直していくと、全て触覚が影響していることがわかってきました。

 症状だけを追いかけていると、なかなかうまく改善していくことが難しいのがこの触覚のつまずきです。

 脳機能の理解から始まり、どのようなしくみがあるのかを知ることが大切になります。

 内容につきましては、ウェブで学べる研究会として、オンラインサロンの中に今回の動画は公開して参ります。

 また、関連する内容もすでに数十本、木村順が解説しているものを収録してありますので、発達の理解にお役立ていただきたく思います。

 コロナウィルスにより、不便なことも多いですが、そんな時だからこそ新しい環境に適応した学びの機会を提供していけたらと思っています。

学びの先に見える未来

 私たち支援者や子どもたちを守る立場の者が日々知識を増やし、技術を磨いていった先に子どもたち一人一人がもっている力を引き出すことができるのだと思っています。

 これからも現状に負けることなく学び続けていきたいと思います。

※オンラインサロン「発達支援.com」は研究会のLINEよりご案内しております。下にあります、QRコードよりご登録ください。

【関連ページ】
「聴覚防衛反応(聴覚過敏)の理解と改善に向けて」

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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