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先輩ママ・支援者コラム
『知らないことがあることを知るのが「支援の第一歩」』徳島宇佐川研より
目次
『知らないを知る!が「支援の第一歩」』徳島宇佐川研より
年度末の年度末、3月31日に四国初開催となる徳島県で、宇佐川研を開催することができました(報告が遅くなりすみません)。
今回の開催は、毎月のように徳島より東京の研究会に足を運んでくださる先生がいらっしゃり、
「ぼく一人が学んでも徳島の支援は変わらない。ぜひ徳島で開催してほしい!!」
という熱いメッセージを毎月いただく中で、開催に至りました。
初開催ということで、「子どもを捉える目」について多方面から講義を行うと共に、
高次化理論をより良く生かすために欠かせない、基礎感覚編として、
「触覚」
について、命と人生に関わることを今回もお伝えしていきました。
後半は、徳島のお子さんのケーススタディを行い、理論をいかに実践で生かしていくか、
お子さんから学ばせていただきました。
アンケートも含め、徳島の先生方の素晴らいところは、
「知らない」
ということを素直に受け止め、
「だから学ぼう!」「学びたい!」
と、おっしゃれるところです。
通常、何年かこの仕事をしていると、自分の知識の無さを隠そうとする、いや、認めたくないと思うことがあります。
そこを、目の前の子どもたちのためなら、自分の恥など関係ない。知らなかったんだから、学べばいいと、すぐさまスイッチを切り替えられる速度がなんと言ってもかっこ良いと思いました。
そして、何より徳島がすごいな!と思ったことが、
熱い、保健師さんがたくさんいらっしゃったことです。
生まれてすぐの支援が、これほど充実している県はちょっと無いのではないかなと思うほどです。
研究会後の懇親会でも、保健師さんを中心に生後すぐに、支援が必要かどうかを見極める視点を知りたいと、何人もの方から質問をいただきました。
その点については、私では力不足でしたので、東京に戻ってから、会長の木村に、今年度の研究会で、赤ちゃん支援について講義をしてもらうことを内諾してもらいましたので、楽しみにしていてください。
また、
「ケーススタディが面白い!」
という感想を何人もの方からいただきました。
この個人情報の取扱いが厳しい中、なぜ宇佐川研がケーススタディにこだわり続けるのか、気づいていただけたのではないでしょうか?
いくら、理論ばかり学んでも、現場で使えなければ、臨床で読み取れなければ、なんにも役に立たないからです。
28年間、ケーススタディにこだわり、お子さんから学ぶことを何よりも大切にしてきた宇佐川研だからこそ、譲れない点です。
宇佐川研に参加すると、何十年も生きてきて、知らないことがこんなにあるのか!!!
と思われることが多いようです。
それほどまでに、発達につまずきのあるお子さんの支援には、読み取る視点がたくさん必要であること。
そして、読み取るためには、たくさんの知識が必要なことを、まず身体で実感することこそが
「支援の第一歩」
だと思っています。
触覚防衛を無くすことはできませんが、触覚防衛を軽減できる実践家を全国に増やすことを、一つの目標に研究会を開催しています。
その上で、高次化理論を用いつつ、発達のつまずきのある子を支えていきたいと思っています。
2018年度も宇佐川研をよろしくお願いいたします。
東京開催は宇佐川研、実践研共に5月スタートとなります。日程のお知らせまで今しばらくお待ちください。
徳島宇佐川研でしたが、写真の一番中央の先生は岡山県の先生です。わざわざ岡山から徳島までご参加くださいました。
そんな、熱い先生方を今年も応援させてください。何よりも、徳島の先生方の子どもたちを想う熱い気持ちに触れさせていただき、自分の心の支えになりました。
本当にありがとうございました。
宇佐川研
植竹
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