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『知識が生み出す支援アプローチ』第3回兵庫宇佐川研より

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『知識が生み出す支援アプローチ』第3回兵庫宇佐川研より

昨年9月から始めた、全国での宇佐川研ですが、兵庫での開催も愛知に続き3回目となりました。


最初は、関西で参加される方がいらっしゃらなかったらどうしよう(ガクブル)

と、恐る恐る始めた開催でしたが、ご覧の通り、60名近くの方に、年度初めのお忙しい4月1日にご参加いただけました。

 

今回のメインは

「固有覚」

のお話と、固有覚から関わりの深い

「姿勢発達」

の前半は2本立ての、内容盛り盛りで行いました。

実技では、メカニズムから理解するワークを行い、

会場中から、「わ~」「本当だぁ」

など、驚きの声が湧き上がりました。

高次化理論をより良く生かすために欠かせない

「基礎感覚(触覚・平衡感覚・固有覚)」の理解の

3本柱が兵庫では講義が終了したわけですが、3回コンプリートされた参加者さんからのアンケートが印象的でした。

しかも、お一人だけではなく、何人もの方から同じメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

「基礎感覚の知識をもっていなかったから、とうてい考えも、思いつきもしない子どもの読み取りばかりでした。」

「知識を得た今だからこそ、子どもたちの発達のつまずきの背景が見えてきました。」

「見えたからこそ、支援の方法を、発達の原理原則、メカニズムから、その子に応じたものを、自分なりに考えられるようになりました。」

そして、一番多かったのが、
「もっと早く知っていれば良かったです。」

というメッセージです。

知っていれば良かっただけのことだったのに。というメッセージ。

宇佐川研に参加されてみれば分かりますが、発達の理論さえ分かってしまえば、

取り組む活動は、どれもこれも誰でもできるものばかりです。

それこそ、保護者もご参加いただいていますので、ご家庭や公園で取り組めることばかりです。

「もっと早く知っていれば」

この言葉こそ、宇佐川研が悔しいと思う言葉です。

東京の1部屋だけでやっている研究会では、発達につまずきのある子、そしてその保護者を支援することにはたどり着けない。

天国にいってしまった宇佐川先生が、寂しがっているのではないか!?

と思い、東京から飛び出したからです。

「思い立ったが吉日」

という言葉がありますが、

「あなたが本気になった時が、支援のスタートです」

本日も、静岡宇佐川研のケーススタディで支援させていただいた先生より嬉しいメッセージが届きました。

個人情報に当たる部分もあるので、内容は掲載しませんが、取り組みはじめて1ヶ月と少しですが、

平衡感覚、触覚防衛が改善しだしたことで、笑顔が増え、チャレンジできることが増えてきました。また、衣服の着替えも裏表も分かるようになるなど、見ていて嬉しいことばかりです。

とのメッセージです。同じようなメッセージを岡山からもいただいています。

本の少しの知識を得るだけで、たくさんのお子さんの支援につながります。

今回は、兵庫の会なのに、研究会参加のために青森県から飛んできてくださった先生がいらっしゃいました。

この、本気さこそが、発達支援の全てだと思います。

子どもたちのために、今できることをやりきること!

そのような支援の輪が、これからも広がることを願っています。

宇佐川研は、実践にこだわっています。

実践家は実践で結果を出してこそ実践家です。

後半のケーススタディでは、放課後デイの実践とは思えない、
専門性の高い実践を含んだケーススタディでした。

この放課後デイに通っていなかったら、お子さんの未来はどうなっていたのだろう?

それほど、考え抜いた実践をしながらも、今なお悩み、ケーススタディのケースとして悩み抜く姿に、実践家魂を見させていただいた思いです。

生まれる前、生まれた瞬間から、数多くの方が発達支援に関わっているはずです。

その全ての方が、ほんの少しの知識を積み足してくれたなら、どんなに子どもたちに笑顔が増えるだろうか?親御さんの心の支えになるのだろうかと思っています。

あなたの一歩が目の前のお子さんの将来を創ります。
次回の兵庫宇佐川研は、神戸2daysです。

研究会会長兼スーパーバイザーの木村順、
スーパーバイザーの川上康則、
代表兼スーパーバイザーの植竹安彦の3人が、

本気でメッセージをお届けに参ります。3人そろったケーススタディをぜひ体感していただきたく思います。

宇佐川研
植竹

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