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3歳児の我が子の吃音がひどいかもしれない?原因や理由はあるの?

「わ、わかった」「い、いやだ」など同じ音を繰り返し発語してしまうことを”吃音(きつおん)”と言いますが、その他にも引き伸ばすタイプの吃音など、吃音にも種類があります。

吃音はかつて「どもり」とも呼ばれたりもしていましたが、主に2〜4歳くらいまでの子供に見られる話言葉の特徴です。

そのため3歳児くらいの子供はどもる(滑らかに話せない)ことも多いわけですが、うちの子はどもりがひどいかもしれない。このように心配になっている親御さんもいらっしゃるかもしれません。

そこでこの記事では主に3歳児のどもりについて考えてみました。どもりの原因や理由についても考えてみましたので参考にしていただければと思います。

目次

吃音(きつおん、どもり)とは

吃りは、発話中に言葉がつっかえる症状で、主に流暢性吃りと、音声のパターンの繰り返しを伴う症状であるリズム吃りの2つに分類されます。

2歳〜5歳くらいまでの子供は、自分の気持ちがうまく話せないため、言葉がつっかえたり同じ言葉を繰り返したり、聞き取りにくい言葉で話す場合があります。

多くの場合は一過性の事も多く、心が不安定な時、年齢的に難しい発音があってスムーズに話せない時などに、吃音になるケースがあります。

そのため、吃音自体は多くの子どもに見られる一過性の症状とも言えるのですが、やはり子供の事ですし心配になりますよね。

ではもう少し詳しく吃音についてみていくことにしましょう。

吃音の原因や理由は?

3歳くらいの子が吃音になる原因や理由としては、多くの場合、普段より難しい話し言葉を使ったり、話し方をしようとするときが多いです。

基本的に幼児期は、話す機能がまだ完全に確立していないので、子どもにとって難しい言葉や難しい表現を使おうとしたり、気持ちが高ぶると、「話す」という行為に割り当てる脳の容量が足りなくなってしまいます。

その結果、吃音が出やすくなると言われています。

その他の吃音の原因として多く考えられているのが以下の場合です。

・遺伝的関与

吃りは、家族内での遺伝的な傾向があることが示唆されています。

・脳の発達

言語処理や発話制御を担当する脳の領域の発達に関連していると考えられています。

・環境不利

子供の吃りは、ストレス不安、言語環境の変化などの環境不利にも影響を受けることがあります。

では中には吃音がひどくなってしまうケースもありますよね。その原因などはあるのでしょうか。

吃音がひどくなる原因は?

吃音には、発達性吃音と言って、

「体質的要因」

「発達的要因」

「環境要因」

などが互いに影響し合って発症するものと、もう一つ、獲得性吃音と言って、

「神経学的疾患」

「脳損傷」

「心的なストレス」

などによって発症するものがあります。 このように、様々な要因が子ども自身の発達に影響されて、吃音が現れるとも言われています。

引用元:大阪メンタルクリニック

しかし基本的には先述したように、一過性であることが多い様ですね。

吃音はいつ治るの?

そんな”どもり”なのですが、いつ頃治るのでしょうか?

結論を言うと吃音が始まってから約1年程度で徐々におさまってくるようです。もちろん子供はいつも吃っているわけではありませんが、治すと言う観点から言うと、出来るだけ話しやすい環境を作ることも大切です。

例えば、子供と話すときは可能な限り楽になめらかに話す時間を作ることなどです。決して焦らせる様なことをせず、子供のペースに合わせてあげる様にしたいですね。

もちろん、子供と一緒に生活をしていると急がないといけない場面もあるかもしれません。そんな時でも出来るだけ子供の立場になることで対応の仕方も変わってきますよね。

では、そんな吃音ですが医療機関には受診したほうがいいのでしょうか?

吃音は受診したほうがいいの?

もし5歳くらいになっても吃音の症状が多くみられるときは受診も視野に入れられると良いかもしれません。もちろん、早期に言語聴覚士さんなどに相談することはとても有効だと考えます。

吃音の治療には一年以上かかることも多い様ですので、小学校に入学する一年前くらいが目安だとも言われています。

現在、吃音は発達障害者支援法に含まれる発達障害の一つともなっています。また、他の発達障害と診断されるお子さんの中でも吃音のある子が1、2割いますのでどうしても気になる場合は受診されることをお勧めします。

まとめ

今回は3歳児の吃音(どもり)についてみてきました。

吃音の多くは一過性であることが多いですが、生活している中で気になる場合は医療機関や言語聴覚士さんへの受診や相談も視野に入れられると良いかもしれません。

一番良くないのは、うまく話せていないことを指摘して、言い直しをさせるなど、心理的ストレスをかけるのは悪化させることの方が多いと言われています。

宇佐川研の臨床の中では、前庭系(平衡感覚)の取り組みを日々の生活に取り入れることで改善が早く診られた事例があります。

感覚運動面の取り組みも改善の一助になるようです。

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