植竹安彦– Author –
植竹安彦
発達障害臨床研究会(宇佐川研)代表の植竹です。
特別支援学校に勤務する傍ら、臨床発達心理士・認定分子栄養学アドバイザーとして全国のお子さんの支援をしております。
発達について一人で悩む方がいなくなることを目指して研究会を運営しております。
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発達臨床(支援)とは山登りのようなもの
【どの山に登ろうとしているのか?】 臨床を続けていると、様々な実践報告がみられます。何をどのくらい続けて、どのような成果が得られたのかはもちろん大切です。 しかしながら、もっと大切なことは、そもそもその結果はねらった成果であったのかという... -
『対応弁別で育つコミュニケーション力の柔軟性』
『対応弁別で育つコミュニケーション力の柔軟性』 型はめパズルに段階性があることをご存知ですか? ほとんどが、子どもの遊びとして捉えられており、写真左の「パターン弁別」段階のはめ方しかしていないことが多いです。 型はめの応用的な使い方をしない... -
『パターン弁別、対応弁別が育てるコミュニケーション力』
『パターン弁別、対応弁別』 形の弁別の学習の型はめパズル。写真左のパターン弁別段階と写真右の対応弁別段階では、難易度が大きく違います。 左は、はめ板を持ってから考える段階であり、まだ自己中心的な段階。右は、枠を見て、はめ板を取る前に答えを... -
『発達の視点② 防衛反応』
防衛反応とは 触覚の過敏さ、聴覚の過敏さをもつ子が増えているように思います。 感覚統合では、触覚防衛反応、聴覚防衛反応と言います。 過敏さという表現は、まるで感じすぎるのだから、感じすぎるあなたが我慢すれば良いなどの誤解を生み出します。 け... -
『発達の視点① 認知発達と触覚の関係』
認知発達の土台を支える「触覚」 認知発達を育てたいと思った際に、目で見て記憶する力を思い浮かべる方が多いと思います。 幼児向けのメソッドでもフラッシュカードを使った学習などもよく目にしますので。 目で見て分かるためには、その前の発達の土台を... -
『つつむ 一年に』
能登半島地震により被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。 また、皆さまにとりまして心休まる日々の回復とご健康、一日も早い復興をお祈り申し上げます。 2024年大切にしたいこと 2024年の宇佐川研が大切にする想いは「つつむ」です。 大... -
『初開催・奈良宇佐川研 ~育てにくい子にはわけがある~』
秋の発達フェスタin奈良2Daysが終了いたしました。 関西発達臨床研究所さん、阪奈発達学びの会さんとの共同開催をいただき、日本のはじまりの土地とされる橿原市で、まさしくこれから歴史的な発達支援の連携が図られるような二日間となりました。 日本全... -
「学ぶことの意味」って何でしょう?
「育つこと学ぶことの意味」 支援学校で教員をしていますが、改めて自分が何のために教育をしているのか、と「ハッ!」と心が大きく動いた出来事をお話しします。 2013年の臨床発達心理士の全国大会での出来事です。大会の中の公開シンポジウムで... -
秋の発達フェスタin奈良
秋の発達支援セミナー特別企画(初日のご案内) 子どもたちの特別支援、発達支援に取り組む皆さんへ 今回のセミナーは宇佐川研、阪奈発達学びの会、関西発達臨床研究所が共同で発達の理解や支援、学校での授業づくり、子どもの理解や関わり方を学ぶ特別セ... -
3歳児のわがままへの対処法やすぐ泣く子への接し方とは
3歳児というとイヤイヤ期や魔の3歳児などとも呼ばれたりするわけですが、この時期は子供自体の成長速度も急速です。 自己の意志表示もハッキリとしたものになり、自己主張することも多くなります。そのためなのかその主張が我々大人たちからするとわがまま...