『「学ぶ」ことは楽しいこと♬』~発達療育実践研究会3月度 より~

『「学ぶ」ことは楽しいこと♬』~発達療育実践研究会3月度 より~

今年度最後の実践研は、

まさに、「THE実践研」と言える一日でした。

「対話を通して考える、発達につまずきのある子の輝かせ方」というテーマで、

川上康則先生のこれまでの教育実践の中から、「子どもたちを輝やかせる」ための原理原則に基づく教育哲学と言っても良い濃い内容をお送りしました。

講義の中で、あちこちから、

「あぁ(納得)」
「いぃ~(同意)」
「うーん!(降参)」
「えーっ!(驚愕)」
「おー(感嘆)」

と、いった「なるほど!」と大人も輝く、参加者同士が互いに学び合い、仲間としての深まりを実感する時間となりました。

「つまずきのある子」の輝かせ方と、テーマはなっていますが、どのお子さんについても当てはまる内容であり、

学級の中で居場所を失いかけている子の心情を実感しつつ、その上でどのように支援、指導をしていけばよいのか、実践理論に基づく解説で、
「納得感」の固まりとなるお話でした。

講義は多岐にわたる視点で展開され、参加者により、心に響いた点は様々だと思います。

最初に、

☆子ども理解の「守備範囲」を拡げる!大切さ

☆「やり方(How to)」を求めるのではなく、
支援者の「あり方(to be)」を直そう、とすることの大切さ

など、支援者としての「心」について様々な角度から考察しました。

さらに、子どもたちは「どのようにあるべきか」ということについて、

子どもたちが、「らしくある」ために、、、

・自分の「自分らしさ」を認めてもらう必要、
・相手の「その人らしさ」も認める必要があり、
「らしさ」をお互いに認めること(存在の相互承認)ができて、
私たちは初めて「らしく生きられる」

すべての人が、「らしくあるために」「社会をつくるために」教育がある。

しかし、「らしくある」ことと、「あるがまま」は似ているが非なるものである、

という、川上先生の哲学が語られました。

続いて、

「思いやり」って何ですか?

という、問いが参加者へ投げかけられました。

考察する中で、日本一思いやりのある会社について紹介がされました。

その会社の理念は、
1)愛されること
2)ほめられること
3)人の役に立つこと
4)人に必要とされること

とありました。

また、

子どもの心には、3匹の「タイ」

①誉められ「タイ」

②認められ「タイ」

そして、①②が十分に満たされることで、

③人の役にたち「タイ」

が住んでいるそうです。

人の役に立つこと、必要とされること、自分を承認されタイということが、根元にあるからこそ、

思いやりとは、相手の

「価値」

に気づくことと、言えるのではないかと語られました。

だからこそ、

ぼくにも、わたしにも、うまくいかないことはある。

うまくいかないことがたくさんある人は、

きっと「一番がんばっている人」だよね、

と子どもたちを見つめられないだろうか?と話されていました。

では、特別支援教育ってどんな教育か?

と、聞かれたら、

「うまくいかない」ことがある子どもの

「価値」を高める教育

と言え、だから、「特別支援は素晴らしいよ!」と言える人を増やしたい!

という、川上先生の想いが参加者に熱く伝わりました。

このようなお話を導入として、

・「信頼感の中身とは?」・・・自分のことを分かってくれる大人の存在。

・「Education」の語源である、「引き出す」というところから、

・その子の輝く部分を、うまく引き出すことが教育ではないか?
・誉め方のコツ

・学級経営にも「理論がある」ことを知る

・学級経営における「縦糸と横糸」

・集団有能感

・授業への「参加感」を高めるコツ

・発達段階を見極めた適切な指導と3つの世界

・「たぬきの糸車」から考える、「読みが深まる」授業とは?

・障害特性に由来する「学習面のつまずき」への対応




などなどと続き

そして、大切にしたいこととして、

子どもに学ぶ=ケーススタディ

を大切にしている先生がいることが良い学校づくりにつながるのです。

なぜ、ケーススタディが必要なのか?

それは、同じ行動でも、AくんとBくんでは行動の理由は違うからです。

ケーススタディでは、「主訴」を

①状態像の仮説立て(なぜ?◯◯なのか?)
②方法の仮説立て(どのようにすれば◯◯ができるか?)
③経過の仮説立て(いつごろまでに◯◯できるようになるか)

という、3つの視点から整理していくことで、本当のお子さんに必要な支援が見えてきます。

また、仮説立てを行うことで、私たちは「二次障害」を防ぐ責務があると考えています。

そして、ケーススタディにおいて、お子さんの歴史、ご両親の育ってきた歴史を含めた、

親子には、「尊重すべき歴史」があり、

その親子の「歴史」を大切にすることが支援の第一歩となるのです。

ケーススタディを深めるには、発達の理論を学ぶ必要があります。

そして、その子の活動ありきではなく、「実態把握」に基づき、指導の工夫が欠かせません。

最後に、川上先生は、ケーススタディは、常に「果なき道」であるとして、

・教育の成果は、一朝一夕に実を結ぶものではない。

だから、「面白い!」

・指導、実践の至らなさを痛感してこそ、学ぶ続けることへの貪欲さが生まれる。

だから、「奥が深い!」

・目の前の子どもの成長は、教師、支援者にしか享受できない最高の喜びである。

だから、「止められない!」

と結ばれました。

参加者の誰もが、学校でこんなに分かりやすく教えてもらえたら、学ぶことが楽しくて仕方がないだろうと思ったに違いありません。

そして、支援者の誰もが、子どもたちに輝いて欲しいと思っています。

だからこそ、私たちが学びを止めてはいけないのだと改めて実感した1日です。

本日の学びを得ることで、早く子どもたちに会いたくなりました。

文責:植竹

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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