『命をつなぐアタッチメント』 〜関西2days〜 愛知 宇佐川研、兵庫 宇佐川研

『命をつなぐアタッチメント』
〜関西2days〜 愛知 宇佐川研、兵庫 宇佐川研

愛知 宇佐川研、兵庫 宇佐川研にご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

初めての関西での宇佐川研の開催でしたので、参加してくださる方いらっしゃるのだろうかと不安なところでのスタートでした。

ところが、どちらの会場も熱心でとても素敵な方々に、しかも県外からもたくさんご参加いただきました。

宇佐川浩先生が残した「感覚と運動の高次化理論」を知っていただき、

全国の、発達につまずきのあるお子さんが、
理解に基づく支援を受けてもらえるようにしたい。

そのためには、子ども達が示す、

しぐさ、眼差し、表情、筋肉の動きなど、わずかな情報を、発達の意味性をつなぎ合わせ、

仮説に基づく支援を展開できるようになるための第一歩として開催しました。

子どもを捉える眼

東京では「実践研」と言っている内容の中から、

高次化理論をより良く使うために知識として必要な、

 

基礎感覚(初期感覚)「触覚・前庭覚・固有覚」のうち、

 

時間の関係等から「触覚」のみ、

 

「原始系」「識別系」という脳の構造仕組みからの原理原則に基づく理解をしていきました。
そして、「触覚」につまずきがあることで、

 

「命をつなぐ」ために必要な「アタッチメント(愛着形成)」

にも大きな影響が出ることを伝えさせていただきました。

開催を支えてくれた影のヒーローと仲間たち

今回、愛知の会場では、いつも愛知から東京まで研究会に参加してくださっている下村先生がお仕事されている、
春日井市にある「NPO法人あっとわん」さんのスッタフさんのとっても素敵で暖かなご支援と会場までお借りして開催させていただきました。

会場の雰囲気の通り、とても暖かい仲間が30名以上も集まってくださり、熱心に話を聞いてくださいました。

宇佐川研の要であるケース検討も、三重県の先生よりケースを提供してくださり、短時間ではありましたが、

どのように、実態に基づく支援を導き出すのか、様々な観点からケースを読み解いていきました。

ケースの内容は個人情報の観点から詳しく書けませんが、

低緊張→前庭系低反応→眼球運動の未熟さ→認知機能を支えるだけの身体が育ちきれていない

知覚運動水準からパターン知覚水準への移行期でありそうであるが、触覚と視覚のつながり(視覚定位)がまだ育ちきれていない、

今回は詳しくできませんでしたが、眼の機能として周辺視の眼の使い方で中心視を使って外界を捉える力が育ちきれていないなど

 

仮説立てをしていき、支援アプローチを検討しました。

もう、みなさん、脳みそがフリーズしかけるくらい、頭をフル回転させてケース検討されていたのが伝わってきました。

 

クールに支えてくださるヒーローと熱き関西の実践家

そして、2日目の兵庫会場では、同じくいつも兵庫から東京の研究会に参加してくださっている、林忠彦先生がお仕事されている

リンカーさんの、これまた素敵なスタッフの皆さんが、総動員でお手伝いしてくださり、兵庫 宇佐川研を開催させていただきました。

林先生には、会場手配から、プロジェクターの提供、足りない物品を研究会の最中に自転車で買いに走ってくださるなど、至れり尽くせりのお心遣いをいただきました。

そして、THE関西というべき熱気溢れる先生方が、兵庫はもとより、大阪、奈良、さらには岡山、徳島からも西宮に集合しての開催となりました。

ケース検討では、地元の兵庫の先生よりケースを提供してくださり、各班ごとに、話が尽きないほど熱くケース検討をしてくださり、ディスカッションを通して、

実態把握を掘り下げていきました。

そして、兵庫のケースでは、愛知と少し重なるところとして、

平衡感覚へのアプローチ(ホーススイング)の開始から急激に眼球運動がよくなり、

短い期間の中で眼球運動がよくなり、弁別機能が高まってきている。

しかし、固有覚の鈍麻さからの誤学習へのアプローチの必要性、

さらに、本当はものすごく「褒めてもらいたい」

でも、うまく行動調整が取れないで苦しんでいるのではないか?

お母さんも子育てで苦しんでいるのではないか?

など、短時間でしたが多岐にわたる検討がされ、支援仮説を導いていきました。

あまりにも、参加してくださる方が熱心に聞いてくださるので、ついついつい、私が喋りすぎてしまい、ケース検討が尻切れになってしまいましたので、

ぜひとも、次回の開催を期待して散会となりました。

発達観のパラダイムシフト

今回は、「発達観のパラダイムシフト」を「高次化理論」を知っていただくことで体験していただきました。

また、『命をつなぐ』ために、いかにアタッチメントが大切か。

アタッチメントを支える「触覚」の働きがいかに大切か?

そこに、「触覚防衛反応」があることで、いかに生き辛い思いをしているのか、

というメッセージを伝えさせていただきました。

今回の両会場とも意図的に、ハイタッチやハイファイブをしていただきました。

 

肌と肌が触れ合うことで、心の距離が縮まる体験をしていただくためです。

新大阪からの道のりで、少しですがアンケートを読ませていただきました。

「感覚と運動の高次化理論」に触れていただくことで、さらには、熱い実践家の仲間と触れあい合うことで、

確かな、『化学反応」を感じました。

ぜひとも、宇佐川研での学びを地域のお子さんの成長に生かしていただきたく思います。

また、まだ宇佐川先生のことを知らない方がたくさんいらっしゃいます。

この「感覚と運動の高次化理論」の素晴らしさを知っていただきたく思いますので、

触れてみた感想などを添えて、シェアしてくださると幸いです。

私自身、熱い関西の先生方と触れ合うことで、勇気と元気を分けていただいた思いです。

本当に、今回の出会いに感謝申し上げます。

全国の子ども達のためにも、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
宇佐川研 代表
植竹安彦

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【おまけ】

 

写真の小さい少年は、我が家の研究会スタッフです。

パパの仕事を手伝うと言って、今回の研究会資料をホチキス留めしてくれました。

そして、これだけたくさんの人が、「ホチキスとめてくれてありがとう」

と、言っていたよと伝えると、「キャー、また頑張る」と話していました。

3歳でも、もっている力を誰かのために役立った経験が、心を育てることを

息子から教わりました。

そして、寂しかったらしく、私の腕枕で、肌が触れ合った途端、

あっという間に寝てしまいました。

講義をしておきながら、本当のアタッチメントというのが、

こういうことなんだと、これも3歳児から教わった思いです。

PS:結婚記念日だったことを忘れていました。ビニールのバックが届かないことを願うばかりです。

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【ご連絡】

帰りの新幹線で、不足したスライドは掲載するとお約束したのですが、京都あたりで沈没してしまいましたので、近日中にアップします。

また、うまく参加登録できていなかった方もいらっしゃいましたので、明日以降、ご連絡して参加特典もお送りしますので、お待ちください。

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【情報】

 

リンクが切れてました「教育つれずれ日誌」の植竹の記事→ www.manabinoba.com/tsurezure/author/_181/

より、

◎命をつなぐ「アタッチメント(愛着形成)」
◎触覚防衛反応のメカニズム~そして改善へ~
◯音におびえる子どもたち-聴覚防衛反応の理解と改善-
◯音におびえる子どもたち(2)-当事者が語る生き辛さ-
◯子どもが育つ土づくり「自立活動の指導とは」

あたりが、今回の研究会の中で取り上げたり、触れたりしたテーマになります。

また、今回の内容を実践に生かした内容がこちら、

◯通常学級で活用したい特別支援学校のスキル(vol.1)
「新聞作り」から自尊感情・他尊感情を育て、キャリア教育へ
www.manabinoba.com/class_reports/19873.html

◯通常学級で活用したい特別支援学校のスキル(vol.2)
身体の機能を覚醒させ、学習態勢を整える活動
www.manabinoba.com/class_reports/19875.html

よく分からなかったところもあるかと思いますので、こちらをお読みいただき、参考にしていただけたらと思います。

同じく、宇佐川研の川上先生の「教育つれずれ日誌」が→ www.manabinoba.com/tsurezure/author/_112/

こちらになります。

この内容はが下のリンクの書籍となっています。

「〈発達のつまずき〉から読み解く支援アプローチ 」(学苑社)
amzn.to/2eOcZ5L

また、ストーリー仕立てで、宇佐川研の臨床ケースアプローチを書いているのが、次の書籍となります。

こんなときどうする? ストーリーでわかる特別支援教育の実践
ケーススタディからのアプローチ(学研)
amzn.to/2eOEX1h

今回は、お持ちした宇佐川先生の書籍や研究会で執筆した本が完売となりました。欲しかったけど買えなかったという先生方申し訳ありません。

今回ご参加いただいた先生に限りまして、

学苑社さんの本に限りまして、10冊以上まとめて(学苑社さんの本でしたら何でも合わせてOK)ご注文いただければ、

定価から2割引き×消費税(送料を学苑社負担)で販売してくださるとのご連絡をいただきました。

学校単位や、今回出会ったお仲間とまとめてご購入されてみてください。
特に、宇佐川先生の「感覚と運動の高次化理論」は2冊を普通に買うと、
5000円を超えますので、お仲間と買えるとかなりお得かなと思います。

お申込みは、研究会ではなく、直接学苑社の杉本さんへご連絡ください。
杉本さん→ sugimoto@gakuensha.co.jp
学苑社HP www.gakuensha.co.jp/index.html

その際に、9日愛知宇佐川研、10日兵庫宇佐川研に参加した◯◯です。

と添えてご連絡をしてください。

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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