『歴史から考える赤ちゃん支援』実践研7月度より

『歴史から考える赤ちゃん支援』実践研7月度より

7月の実践研(発達療育実践研究会)では、

助産師の石田孝子先生をお迎えして、歴史の変遷から出産、子育ての変化を見直しました。

石田先生は、「抱っこ」の専門家として、赤ちゃんがより良く育つための抱っこ法について長年研究されてきています。

助産師である石田先生より、出産時に関わる色々な時代の変化をご講義いただきました。

例えば、出産時の出血の量が20年間で明らかに増えているそうです。

母体の中で赤ちゃんが過ごす環境の変化も含め、便利になったからこそ、お母さんの産む力も弱くなってきている部分の示唆もありました。

昔は、窓掃除や床掃除など、生活の中で骨盤底筋群を鍛える機会がたくさんありした。

しかし、運動を全然しないで出産に入る方も多く、コアが働きにくく、生み出すのに時間がかかり、出産時の隠れたリスクが上がっているという意見がありました。

産まれてからも、色々な器具の普及がありますが、お母さんには楽でも、発達として赤ちゃんに取り本当に良いものなのか再検討が必要です。

赤ちゃんの抱っこについても、実技がありした。

男性陣は慣れない手つきで抱っこしている先生もいれば、木村先生のように、我が子の子育てから支援に及ぶまで長年抱っこしていると、赤ちゃんの安定具合が違います。

M字開脚で抱き上げることの大切さ(股関節脱臼させないため)を実感しながら学べました。

※後日、良い抱っこの方法について動画をアップいたします。

赤ちゃんの子育てについても、時代の流れとともに変化がありました。

例えば、うつ伏せ時のリスクです。

ほとんどが、知識がないがために起こる事故から起因していることがあげられます。

本当は月齢により正しいことも、赤ちゃんの動きや、床にひく素材の誤りなどから来ているものの、危ないからダメ!と一律に言われているところもあります。

産まれてからの一年は本当に大切です。それこそ、母体の中から育児が始まっていることが良く分かりました。

昨今、低緊張の赤ちゃんが多くなっているとの報告もありました。

放っておくと、学齢期以降まで影響が出ますので、研究会を通して、赤ちゃん支援、お母さん支援についても継続してお伝えしていきたいと思います。

知ることから支援は始まるのだと改めて思った一日でした。

実践研 事務局
植竹

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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