宇佐川研が目指す未来

支援の現状

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、1990年にスタートし、この4月で29年目に突入しました。

宇佐川研は、子どもたちが健やかに成長するための発達支援活動を行って参りました。

宇佐川研が行う支援の輪を、全国へ広げて行きたいと考えております。

東京のみで活動していた研究会ですが、2017年9月より愛知、兵庫を皮切りに現在では全国15県で開催するまでに至りました。

宇佐川浩教授が残した「感覚と運動の高次化理論」による「子どもを捉える眼」の奥深さ。

会長の木村順が、発達のつまずきに「基礎感覚」が大きく関わっていることを分かりやすく示し続けたこと。

2人の先生の教えの化学反応で、年間のべ2000名近くの方が学びに来てくださるような研究会となっております。

また2019年4月21日現在、宇佐川研のLINEには1678名の方が登録してくださっております。

毎日のように全国の保護者の方、また先生から、子どもたちの発達に関するお悩みをちょうだいしています。

まだ、まだ、適切な支援が届かず、困っている子どもたち、保護者がたくさんいらっしゃることを痛感しております。

適切な発達支援を全国の子ども達へ届けたい

特別支援教育が始まり10年が過ぎました。

「特別支援」という言葉は定着してきましたが、内容はまだまだこれからという実感があります。

特別支援学校の先生が取得する免許状(特別支援学校免許)には、目の前の子どもたちが示す状態が何を語っているのかという読み取り(評価)についてはほとんど触れられていません。

それはなぜか?

一人ひとりお子さんは違うからです。

一つの理由で一つの状態像を示しているわけではないからです。

複数の要因(発達の絡み合い)で状態像を作り上げていることが極めて多いのです。

この発達の絡み合いを解きほぐす力は、一朝一夕で身につくものではありません。

この、目には見えない根底の原因や理由を読み解く力は、これは現場に出てから学び続けないと身につかない部分です。

また、勝手に身につく力でもないのです。何十年子どもたちの支援に携わったとしても、読み取るための「視点」をもち、発達的意味付けの練習をしないと発達の絡み合いを解きほぐすことは難しいのです。

だから、なかなか支援教育(発達支援)の内容がなかなか向上し辛いという現状があります。

現場の先生方は熱心に学ばれて教壇に立たれています。しかしながら、現場にでてから身につく「読み取る眼」を育てる場がないから先生も困っています。

これは、発達につまずきのあるお子さんをもつ保護者の方もそうだと思います。わが子でありながら「なぜ?」このような行動を取るのかわからない。

なぜなら、ほとんどの保護者は大きなつまずきをせずに大人になってきたからです。同じ経験をしてきていませんので、わが子でありながらなかなか困り具合が理解できないのです。

そして、この困っている先生たちと、困っている保護者がやりとりをしているので、なかなか子どもたちの生き辛さが改善しない現状があります。

保護者も専門職と呼ばれる方に悩みを相談しても、なかなか納得のいく説明に至らないのは、目の前のお子さんの深い発達的理解に至り切れないからだと私たち宇佐川研は考えております。

安心、安全をうたわれる現代です。公園の遊具は無くなり、また子どもたちだけで遊べる時間も限られすぎている今、子どもたちは育ちにくい環境の中におります。

様々な社会的要因も重なり、現代は多くの子どもたちが発達の支援を必要としています。

宇佐川研では、発達のつまずきの有無に関わらず、子どもたちが健やかに成長できる環境を整えて行きたいと考えています。

現状に満足することなく、一人でも多くの子どもたちへ支援の輪を広げたいと考えています。

宇佐川研の目指すところ

  • 子どもを捉える「眼」を全国の支援者に届けたい
  • 発達支援をいつでもどこでも学べるように
  • 支援の輪を広げたい

子どもを捉える「眼」を全国の支援者に届けたい

 世の中では、〇〇メソッドや、たったこれだけで簡単〇〇法のようなものがあふれています。

それは、「how-to」というものであり、そのhow-toがうまくいけばよいかもしれませんが、うまくいかないときは、そのhow-toの枠組みに無理やり子どもたちをはめ込もうとしてしまいがちです。

宇佐川研が大切にしているのは、「know-why」です。

「なぜ?」の追求と言ってもよいかもしれません。

「なぜ?」わが子はこのようなことをするのか?その「なぜ?」の背景に隠されているものを「感覚と運動の高次化理論」を基本としつつ、様々な発達理論を駆使し、さらには、29年間蓄積してきた臨床データ、臨床経験から仮説立てをしていきます。

全ての答えはそのお子さんがもっています。その答えの出し方のお手伝いをさせていただくに私たちはすぎません。

何か方法論を取るときは、「こういうやり方もできるけどどう?」と選択肢を提供するにすぎません。

だからこそ、型にはめるのではなく、そのお子さん一人ひとりに適した支援の方法を模索する、言わば「オーダーメイド」の支援の提供を目指しています。

そのためには、その子の本来の姿を見極める「眼」を養う必要が支援者側にあります。

この「眼」を宇佐川研に共感してくださる方の現地に届けたいと思っています。

なぜ、現地に届けるのか?

それは、支援者一人で頑張り続けるのは難しいからです。仲間がいないと新しい支援の手段を手に入れたとしても実践することが難しいからです。

各地域に困っているお子さんを支える支援ネットワークを構築するために現地開催にこだわっています。

地域のお子さんは、その地域の先生方に支えていただきたいという願いでもあるからです。

発達支援をいつでもどこでも学べるように

支援を必要とされている方は、悩みを打ち明けられず孤独な思いで日々すごされている方が多いことも全国を回る中で実感しています。

地域の中で理解を得られず、それでありながら、学校や病院、専門機関へ勇気をもって悩みを相談してみたところで返ってくるのは

「様子を見ましょう。」

という言葉ばかりです。

何年も何年も様子を見続けてきたという声も聞いています。あと何年様子をみればよいのでしょうか?

子どもたちの「今」という時間は未来を創るためのかけがえのない時間です。

その時間を、ただただ悩みを抱えたまま様子を見続けることの苦しさは、保護者にとりどれだけ辛い時間となっているでしょうか?

29年間、臨床にこだわり、現場で結果を出すことだけにこだわり続けてきた宇佐川研としては、この現状は放ってはおけない気持ちでおります。

このような思いで、全国での研究会の開催に踏み切りました。全国各地へ出向き、宇佐川研が培ってきた情報を伝えていけばきっと支援はよくなると信じていました。

確かに、多数の支援における改善のご報告をいただけるようになってきました。

しかしながら、私たち宇佐川研の情報を必要とされている方は、まだまだ小さいお子様をおもちのお母さま方です。

長時間、お子さんを預けることができないので、研究会に参加したいけれども参加できないという声を多数いただいております。

一番情報を必要としている方に情報を届けられないのは、本末転倒となってしまいます。

そこで、オンライン上で発達支援に関わる必要な情報をお届けするシステムの構築を目指しております。

「育てにくい子にはわけがある」(大月書店)でおなじみの研究会会長である木村順に質問をして、その質問の答えを届けられたら、一人の質問が大勢の同じ悩みをもつ方に役に立つのではないかと思っています。

全国で開催しているといっても、まだ限られた地域だけです。離島に住んでいる方、子育て中で研究会に参加できない方に、いつでもどこでも学べる場を提供したいと考えております。

支援の輪を広げたい

 発達につまずきのあるお子さんのご両親は孤独に悩んでいる方が多いです。身近な方に相談しても、「いつか良くなる」「子どもはそんなものよ」と根拠のない言葉をかけられて終わっていることがほとんどです。

前述した通り、何か月も先の病院の予約を取り付けて相談に行った結果、「様子をみましょう」と一言伝えられて帰ってきましたというお話もたくさん伺いました。

研究会に参加されている仲間とつながりあうこと、またオンラインで学ばれている方どうしがつながりあうことで、悩みを共有できるような場所をつくっていきたいと考えています。

また、中には宇佐川研のケーススタディを通して、お子さんへの悩みが改善された方が多数いらっしゃいます。

そのような方には、同じ経験を少し先にしている先輩として、今現在悩まれている方にアドバイスを送っていただけるような場所の提供を検討しています。

孤独な子育てではなく、仲間と共に、ほんの小さな子どもたちの成長も見逃さずに、一緒に認め合っていきたいと考えています。

そして、何より、その子本来のステキな姿、存在自体を受け止めていける集団でありたいと思っています。

宇佐川研からのお願いです

宇佐川研の事務局や、情報の発信、ホームページの更新、講演の企画、申込みの管理など、これまで代表の植竹がほぼ一人で行っておりました。支援学校の教員という立場の傍らで、教育委員会より許可をいただき活動しておりますが、膨大な事務局業務をこなしきれない状況に至っております。支援を広げたいという思いと裏腹の現状を抱えております。

発信したい情報は山ほどありますが、その時間を捻出することがいよいよ厳しくなっております。

また、全国での研究会の開催も現地の先生方や保護者の方と二人三脚で一から行っております。講師も資料印刷も一人で行っており、コンテンツの更新を図りたくてもその時間の捻出もできないという状況におちいっております。

東京開催では、会場手配は会長の木村順が行っており、想いの大きさと実際の運営力のギャップに苦しんでおります。

私たちの活動に協力をして頂けませんか?

 一人で運営をしていくことに強く限界を感じております。

そこで、宇佐川研では私達の活動を協力していただける方を募集しております。

宇佐川研からのお願い①「Facebook投稿のシェア、いいね、コメント」

現在、宇佐川研では、価値ある情報をFacebookグループに投稿し、広告費をかけて支援が必要な方に少しでも届くようにしております。

Facebook広告に変わり、みなさんがシェアやコメントなどを通して、みなさんのお友達に届けていただけませんでしょうか?

その際に、ぜひ、どんなところがよかったのかコメントを付けてシェアをしていただけるとお読みいただきやすくなり助かります。

宇佐川研からのお願い②「宇佐川研サポーターズの登録」

みなさんの時間や特技を少しだけおすそわけください。

宇佐川研では、次のような方を猛烈に探しております。

  • イラストの得意な方
  • コピーライティング、ブログなど文章の得意な方
  • Webデザインのできる方

はぜひご連絡ください。

また、このほかにも、全国各地で開催する研究会の開催準備や当日の運営のお手伝いなど頂ける方を大募集中です。

ご自身の職場にチラシを配っていただくことや、お友達にご紹介いただけるだけでもとても嬉しいです。

「宇佐川研サポーターズ」にご登録いただける方はこちらよりお願いいたします↓

line.me/R/ti/p/%40pbj8458z

宇佐川研からのお願い③発達支援事務スタッフ募集」

会長の木村、代表の植竹はこれまで以上に、支援に関わる情報を日本全国へ届けていきたいと考えております。

その発信やコンテンツ制作にかける時間を確保するために、これまで一人で担ってきた運営事務に係る業務を委託したいと考えております。

宇佐川研のケーススタディや研究会に参加したことで、お子さんにかかる時間が減り、少しだけなら事務仕事ができるという方はぜひサポーターズ登録と合わせてご連絡ください。

空いた時間で事務的なお仕事を依頼させていただきます。業務ごとの成果報酬という形を取らせていただきます。

研究会LINE@

line.me/R/ti/p/%40usagawaken

もしくは、usagawaken@mail.comまでご連絡ください。

「参加費改訂のお知らせ」

このような経緯があり、これまで手弁当で運営を行ってきた宇佐川研ですが、業務委託させていただくことと、オンライン学習のシステム開発に費用がかかります。

昨年度までは、最低運営費の参加費をいただいておりましたが、より多くの方に宇佐川研クオリティの支援を届けるための人的投資と設備投資を参加費に計上させていただきます。

特に、オンライン学習サイトの構築は、発達支援で扱う内容として、時に個人情報を取り扱う必要があります。適切なセキュリティ管理が必要なため、ウェブ構築にも多額の費用が必要となることが分かりました。

一研究会のできることの壁にぶつかっております。

皆さまのご理解とご協力を賜ることで、研究会の発展がございますので、なにとぞご理解のほどお願い申し上げます。

今年度も入会金はいただかない形で運営してまいります。それでも研究会に参加された方は仲間ですので、一緒に研究会の運営向上にご協力ください。

ただの参加者ではなく、地域の子どもたちを支える仲間としてお力添えをお願いいたします。

※研究会参加費改定について

  ●全国の宇佐川研(一日開催):6000円

  ●宇佐川研東京開催(夜開催):2000円(年会費の廃止)

  ●東京実践研(一日開催):5000円(保護者も資料代をいただきます)

参加費の数倍の価値の提供をいつも心がけております。今後とも宇佐川研の学びを通して、子どもたちの支援が充実しますように、ご支援賜りますようにお願い申し上げます。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)・実践研(発達療育実践研究会)会長 木村順

宇佐川研(発達障害臨床研究会)代表・実践研事務局 植竹安彦

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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