『わたし研究からこども理解へ』

『わたし研究からこども理解へ』実践研10月度より

こんにちは。
宇佐川研事務局の児島です。

10月の実践研は、言語聴覚士の中川信子先生にご講義いただきました。


昨年に引き続き130名もの皆様にご参加いただき、中川先生ならではのお言葉で「障害とはなにか」「コミュニケーションで大事なことはなにか」といった支援の土台となるお話をいただきました。


言語聴覚士という資格がまだ日本にできる前から、成長過程の子どものことばを育み、心を育ててこられた中川先生だからこそ、心温まる、時にハッと自分自身の在り方を振り返ることができるような時間となりました。


講座の中の一部をご紹介いたします。

☆「わたし研究」から「子ども理解」へ☆


中川先生は、目の前の子に何をしてあげたらいいの?と考える前に、「観察する側の自分のクセ」を知っておくことが大事だとおっしゃいます。


私たちは、自分というフィルターを通して相手を見ています。
どれだけ客観的に相手を観察しようと思っても、フォルターを外してみることはできないのです。


だからこそ、相手の本当の姿を見るためには、自分のフィルター(主観)のクセを知っておく必要があります。


「わたし研究」ができて、はじめて「子ども理解」ができるようになります。


☆障害は個性か☆

中川先生ご自身も、幼い頃から数々の苦手なことがあったそうです。


例えば、
・音に敏感でテレビの音量の「ちょうどいい」が難しい
・トレーナーの袖が苦手でいつも腕まくり
・自分の予定が最優先、人に合わせるのが苦手、自分のペースでやりたい
・本さえあれば友達はいらない
・運動会は拷問状態(音がうるさい、走るのが遅い、お遊戯が覚えられない)


今でもそんな苦労が完全になくなったわけではありませんが、自分が苦手なことがわかっているからこそ、それを避けたり、和らげたりすることができるようになったそうです。


また、中川先生の息子さんも、大変ユニークな個性を持っているそう。


・息子さんの幼少期は姿勢が崩れやすく、転んでも手がでない。
・不器用でボタンが止められず、自分でお支度ができない。
・小学校に入っても文字の形が取れない、鏡文字になってしまう。
・知りたい病や、なぜなぜ坊やは、大人になった今でも同じ症状だそうです。

これらの状態に、診断名をつけようと思えば何かが当てはまりそうです。
でも、この状態に対して困っているのは誰でしょうか?


確かに特性はあるのでしょう。

「中川信子先生ご推薦の書籍一覧」

・発達支援のむこうとこちら
amzn.to/2KwuOXf

・新版 子どもの精神科
amzn.to/2NUadOy

・子どものミカタ
amzn.to/2CNFLj0

・あたし研究~自閉症スペクトラム 小道モコの場合
amzn.to/2pvTp7q

・あたし研究~自閉症スペクトラム 小道モコの場合(2)
amzn.to/2NTidiU

・べてるの家の「非」援助論―
そのままでいいと思えるための25章
amzn.to/33W0cWU

・悩む力ーべてるの家の人びと
amzn.to/2r4oEXj

・インリアル・アプローチ―子どもとの豊かなコミュニケーションを築く
amzn.to/2OkMVR3

・実践インリアル・アプローチ事例集―豊かなコミュニケーションのために
amzn.to/356WU3h

・子どもと話す―心が出会うINREALの会話支援
amzn.to/35bjrMh

・発達障害とことばの相談~子どもの育ちを支える言語聴覚士のアプローチ~
amzn.to/2NSFphl

・子どものこころとことばの育ち
amzn.to/2XlqYW6

・ことばが伸びるじょうずな子育て
 Amazon取り扱い無し

・1,2,3歳ことばの遅い子
amzn.to/2KvBrsT

・ことばをはぐくむ~発達に遅れのある子どもたちのために~
amzn.to/2Xr03sa

・心をことばにのせて―子どもとのいい関係とことばの育ち
amzn.to/2QsXDYk

・「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~
amzn.to/33QKcp3

・場面別に楽しむ「語りかけ」: 0~4歳 赤ちゃんのことばが育つ (はじめて出会う育児シリーズ)
amzn.to/2D30rDT

・はじめて出会う育児の百科 0~6歳 (はじめて出会う 育児の百科)
amzn.to/2XoO6CZ

・Q&Aで考える保護者支援:発達障害の子どもの育ちを応援したいすべての人に
amzn.to/33ZxRyU

・発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う (ハンディシリーズ発達障害支援・特別支援教育ナビ)
amzn.to/2qpaIqW

・育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの (子育てと健康シリーズ)
amzn.to/2CQ4m6T

・保育者が知っておきたい 発達が気になる子の感覚統合 (Gakken保育Books)
amzn.to/2NUceu6

・乳幼児期の感覚統合遊び
amzn.to/2CUQZly

・子ども理解からはじめる感覚統合遊び 保育者と作業療法士のコラボレーション
amzn.to/2Ohic7s

・発達障害のある子と家族が幸せになる方法:コミュニケーションが変わると子どもが育つ
amzn.to/2NU1yM1


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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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