悩みの成長と変化~生活・学習編~

こんにちは。発達っ子ママ、モンテッソーリ教師の「りっきー」です。

前回は長男が初めて集団スポーツ(サッカー)の習い事を始めたお話をさせていただきました。
今回は、長男が小3になって感じた生活や学習面での変化についてです。

一般的には小学校3年生というと、発達心理学ではギャングエイジの始まりとも呼ばれ、これまでなんとなく席が近かったり家が近かったりで遊んできた友人関係から、気の合う仲間や友達を選んでグループを作ったりする年代に入ってくると言われる頃です。

長男は2年生の後半になるまでは、休憩時間も一人で遊ぶか、支援学級でその時間一緒になった子とその流れで遊ぶということが多かったようですが、ここ最近は特定の2~3人のお友達の名前ばかりを聞くようになってきました。

正直なところ、母である私の認識としては、長男の精神面での発達は同級生より幼く、特定の友達の名前が出てくるのはまだまだ先のことだと思っていました。でもそれは、言語での説明(アウトプット)が苦手ゆえ伝わってこなかっただけで、周りの同世代の変化に合わせて長男の変化も少しずつ始まっているのだと知ったできごとでもありました。

言われてみれば、昨年までは支援級でいつも一緒になる女の子の名前をよく言っていましたが、最近では男の子の名前ばかり・・・

「お母さん、今日はTくんにサッカーしようって言ったのにTくんはバスケをしちゃったんだ」など、思い通りにならない経験もしながら過ごしている気配です。

少し気になったので支援級の先生に連絡帳でどんなやりとりをしてるか聞いてみたところ、「長男くんは、やりたいことと違うことをお友達から言われて、私もどうなるか見守ってましたが『え~仕方がないなぁ』と言いながら折れてバスケに切り替えてましたよ!」とのこと。なんと!私が思ったより高度なコミュニケーションが成り立っている!(ごめん、長男!)

毎回のようにコミュニケーションがうまく成立するわけではないようですが、日々の生活の中で折り合いをつけながら少しずつ友情を育んでいるようです。

また、支援級のお友達だけでなく、国語算数以外の授業を受けている普通級のクラスにも仲良しの子がいるようで、しょっちゅう名前が出てきます。

「Rくんがまたテストで0点をとって先生に怒られてたんだ~」など、前日に見たドラえもんののびたのエピソードからの創作のような話もよくしてきますが(笑)、学校でのできごとを、以前に比べて会話の中で報告してくれることが格段に増えてきました!

同時にコミュニケーションの行き違いによる小さなトラブルも増えてきました。(時々デイの先生から報告が・・・)成長の過程ということはわかっていながらも、親としては、そわそわしてしまうことも正直あります。でも、明らかに去年の今頃とは違う長男のコミュニケーション面での変化を実感する毎日です。

こうなってきたら、親である私が介入しすぎると「ほっといてくれ」と親子喧嘩になりそうなので、「困ったときは教えてね」とだけ言い、あとはそっと友達との関係の参考になりそうな絵本を置いてみたりしつつ、お願いできるところはデイサービスでのSSTの時間にお任せしている現在です。

自立心も一層高まってきました。
サッカーを習い始めた火曜日、長男は授業が終わったら「一人帰りをする」と言うのです。これまでは私の仕事の関係もあり、週5でデイサービスにお世話になっていたため、帰りは迎えの車が校門前まで来て、それに乗ってデイサービスへと向かっていました。

それが、「おれは一人で帰れるんだ!」と言い、今のところ寄り道もせず、まっすぐ家に帰ってきています。朝はみんなの歩く流れで(集団登校ではありません)1年生の途中から一人で登校していましたが、ついに帰りも一人で帰ることができるようになりました。帰ってきた長男が息を弾ませながら誇らしげにインターホンを押している顔がモニターにうつり、嬉しさとともに一抹のさみしさを感じる母です。

学習面では、分数や小数など具体物から離れた抽象的な世界での学びがいよいよ始まりました。ずっと分岐点だと思ってきた3年生の学習。

これまで私はモンテッソーリ教育の視点で、どの分野の学びもなるべく具体物を大切に、本人の興味のある範囲で一緒に活動をしてきました。たし算、ひき算には算数棒、かけ算板やわり算板を使ってきた他、夕飯の準備の時にミニトマトのパックを渡して、「みんな同じ数になるように分けてね」と生活の中で数の概念がしっかり入るように工夫をしてきたつもりです。2年生までの内容がしっかりできるようになることが、将来自立した生活を送るための一旦の目標でした。

そしていよいよ迎えた3年生。一気に抽象度が上がり、内容も複雑になっていきます。これからは得意の具体物での導入ができないことも増えていくでしょう・・・

長男自身は、国語の読解などで「難しい・・・」と言うことはあるものの、勉強自体は好きな様子で、進級時には「社会と理科と英語が始まるのが楽しみ!」と言っていました。願わくばその気持ちのまま、彼なりのペースで学んでくれたら・・・という思いをもっています。

生活面と同じく、私があまり介入しすぎると喧嘩になるので(ここだけの話、ある先生に「喧嘩になるというのは健全な親子関係ですね!」と言っていただけて救われました)、支援学級や学習支援のデイサービスの先生に困っているところをこっそり聞いたり伝えたりしつつ、できるサポートを行っているという感じです。

長男は目から入る情報を覚えることが得意なので(暗記学習の是非はさておき)、これまでもモンテッソーリ教育で使う絵カード類はよく活用してきました。その流れで、今は社会では地図記号カードやかるた、理科では蝶の変態の順番がわかる絵カードなどの補助教材を作成したりと、私が過剰に声掛けをしなくても済むサポートを心掛けています。

本は物語より目で見て把握するような図鑑や辞典、しりとりの本など、知識集積系が好きなので、興味を持ったときにいつでも手に取れるよう、ひそかに環境設定を続けています。

私自身、中学年以降の学習支援に関してはまだまだわからないことだらけなので、勉強しながら、任せられるところは専門家に任せつつ、そっと見守るぐらいの距離感がいいのかな、なんて思う今日この頃です。

入学したばかりの頃はどうなることかと思った小学校生活も気づけばもう半ば。
少しでも小学校生活をイメーズする際の参考になればと今回生活&学習面について書かせていただきました。先を行く先輩ママ&パパさん、是非小学校中学年以降のこと教えてくださいね!

それでは、またお会いしましょう!

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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