就学に向けて

来年には1年生

0年生になるのか、9月入学になるのか、社会情勢が揺れる中、娘にせがまれ、ランドセルを買いました。娘のランドセルは、紫色がいいと言っていたのに、娘は、買ったその日に持ち帰ることができるピンクのランドセルがいいと言い出したのです。

最後は、娘が小学校へ行きたくなるランドセルならどんな色でもどんなランドセルメーカーでもいいと親2人ともが折れ、ピンクのランドセルを買いました。公園にもランドセルを背負って持って行くほどお気に入りな様子で、娘は一年生になれることをとても楽しみにしているようでした。

就学に向けて発達検査

そんな中、「小学生になれるかどうかテストをします」と心理師さんに言われて、娘は発達検査を受けました。

半年以上前から予約はしていたのですが、5歳になったらWISCという発達検査が受けられるということで、5歳半を待って、発達検査を受けることにしたのです。

検査当日

検査当日、娘は、初めての場所、初めての先生に緊張しながらも自分のできる力を振り絞り、一生懸命答えている姿をみていて、涙が出そうになりました。

発達検査が終わった後、心理師さんから娘が検査を受けてる姿を見てどう感じたか聞かれたので、「とてもよく頑張っていて、一年生みたいでした」と答えました。そして娘には、「一年生、いや二年生みたいだったよ。難しい問題も頑張ってて、すごかったね。ママもわからない問題があったのに、娘ちゃんは一生懸命考えててすごいね」と伝えました。

診断名の告知

別日に、娘は病院へは連れて行かずに、私1人で結果を聞きました。医師からは、検査や母から聞き取った情報を踏まえると、「自閉症スペクトラム症」という診断名を告げられました。

実は、以前にもこの病院で別の医師から同じ診断名を聞いていたにもかかわらず、私はすっかりそのことを忘れていました。

というのも、家族や親戚に診断名を伝えると、診断名のイメージに引っ張られた関わりになりそうなので、検査を受けたことは伝えましたが、診断名は伝えませんでした。そうして過ごしているうちに、私まですっかり忘れていたようです。

娘の困り事についても医師に伝える際は、娘には席を外してもらい、娘には聞かせませんでした。なぜかというと、娘が一番、私が心配していることを聞くと、そのことが事実かのように思い込むので、娘には一番聞かせたくないなと感じていました。

発達検査の結果

娘の検査結果は、やはり得意なことと苦手なことのデコボコが激しく、全体的に見ると、「グレーゾーン」の数値でした。

診断名のことはすっかり忘れていたのに、私はこの発達検査の結果は、とてもショックでした。数値化されて初めて、娘はこんなに困難さがあったのに、今まで娘に多くを求めてしまっていたのだろう…そんな思いでいっぱいになりました。

それと同時に、宇佐川研に出会えていたおかげで、この結果だったのかと思うと、ここ数年の取組みの成果が出たようにも感じました!

検査を受けた理由

この発達検査を受けた理由は、そもそも就学した時に学校でどんな困り事が出そうか、どうサポートしてもらえるよう学校にお願いしたらよいかを知りたくて検査をしたのです。

心理師さんからは、就学相談をしても、娘は支援学級にはならないレベルであること、加配の先生はつけてもらえないだろうということでした。

娘の困り事の一つとして、以前、腕を捻挫してしまった時、娘は泣くだけで「手が痛い」ことも「お友達が当たった」等も、私に困った気持ちを伝えることができませんでした。娘が私に心配かけたくなかった気持ちもよくわかるのですが、トイレで手を洗う際に腕が挙げられず、事態に気付いて即病院へ向かったことがあったのです。

発達検査内でも、わからない難しい問題になると固まってしまう姿があり、その姿から心理師さんにも学校には、授業が終わった後に、困ったことがなかったか声をかけてもらえるように伝えてみては?と言われました。

学校に行けば、私が娘の気持ちを代弁することもできないし、異変を察知して声をかけることも難しい…今年一年間は、自分の思いを他の人に伝えたり、ヘルプを出せることができるように声かけや関わりをしていこうと決めたきっかけとなりました。

幼稚園の先生にも「何で発達検査を受けたの?必要ないのに」と言われるほど、困り感がわかりにくい娘なので、娘をより客観的に知るために、私は今回、発達検査を受けてよかったと感じました。

と言っても、発達検査の結果を聞いた時の気持ちは、このブログを書いてやっと思い出しているくらいで、なかなか娘への関わりもすぐに改めることはできずにいます。

ただ、私は、相変わらず宇佐川研で教えてもらった取組みを毎日の日課にし、時々不安になると、植竹先生に連絡しては「よし、また頑張ろう」と思い直し、子育てに励むのです。

就学に向けて

就学は、親にとっても、子どもにとっても、大きな一歩ですが、放っておいても卒園すれば、一年生になるのです。それなら、我が子に「こんなんじゃ一年生になれないよ」などとプレッシャーをかけずに、今できること、今しかできないことを大切にしていきたいと改めて思いました。

よく宇佐川研では、根拠のない期待ではなく、実態に基づく期待を大切にと言われていました。娘の苦手なこと、得意なことを宇佐川研のケーススタディで理解を深めても来ているし、こうして発達検査を受けたのもそのためであったはず。

でも現状に向き合った時にちょっとひるむ自分。そんな自分の心も宇佐川研の先生方や仲間に打ち明け、受け止めつつ、前を向いていきたいと思います。

それに、宇佐川研と出会ってからの2年半で娘はこんなにもたくさんの成長を見せてくれているではないか。これからも「今」を大切にすれば道は拓けると信じています。

娘が小学校や勉強への憧れを持ったまま、入学の日を迎えられるように親としてサポートしたいと思っています。

まみむめママ

この記事の著者

まみむめママさん宇佐川研_発達支援ママ

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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