withコロナの小学校生活

こんにちは。りっきーです。
久しぶりのブログ投稿になりました。

コロナ禍の中で6月から分散登校→通常授業開始と、この数か月たくさんのイレギュラーの中で過ごした息子ですが、数年前とは比べ物にならないほど落ち着いた様子を見せています。

3年の変化

宇佐川研に出会った約3年前、4才年中の頃は息子はたくさんの生きづらさを抱えていました。

・触覚過敏(触覚防衛反応)
・平衡感覚の反応性の低さ
・固有覚鈍麻
・見通しが立たないことによるパニック
・言葉でのコミュニケーションがうまくいかないことによる癇癪

3年かけて少しずつ感覚の偏りが落ち着き、見える世界が広がりました。
特に昨年就学し、秋ごろからの変化には目を見張るものがありました!

小1の入学時の息子の学習に向き合う様子は下記のような感じでした。
(入学直後の環境の変化による一時的な混乱もあったと思います)

・ひらがなは一文字ずつ大きな字で何とかうつし書き
・45分座るのは難しく、15分ぐらいで床に寝そべってしまう
・普通学級のクラスメイトとコミュニケーションをとるのは難しい
・チャイムの音が鳴る前に自らイヤマフ着用

学校生活に徐々に慣れた6月ごろからは、国算のみ支援学級、そのほかは普通学級で授業を受けるスタイルにも慣れ、徐々に入り込みなしで普通学級で受けられる教科も出てきていました。

学校の環境がすばらしく、疲れたりしんどくなったら授業中でも支援学級に自分で移動したり、トランポリンのある部屋でしばらく跳んで戻ってくる、ということができる状況にあったことも大きかったと思います。

2学期、突然書く字がしっかりしてきたと思ったらすごい勢いで書字ができるようになり、あっというまにひらがなとカタカナを全てマスの中に何とかおさめて書けるようになりました!
1学期、ひらがなを粘土で作って、形を把握するところから粘り強く取り組んでくださった先生のおかげです。

そして11月ごろには、これまでフラフラと何とか進む程度だったコマなし自転車ですいすいこげるようになったかと思うと、今までぶらさがるだけだったうんていを突然最後まで渡り切れるようになり、母である私も成長に驚かされるという出来事がありました。

この身体の成長のスイッチが入ったタイミングで、学校の先生方からも、「クラスのお友達とよくコミュニケーションをとるようになりました!」というお声をいただくことも増え、本人も支援学級と普通学級の両方を居場所として自信を持って取り組む範囲が広がってきたように感じます。

3学期に入ってからは2学期に苦労した漢字もぐぐっと追いつき、現在は少しフォローを入れながらも普通学級で出される宿題を同じ進度で進めることができるようになっています。

苦手な部分は「わからない」「難しい」と伝えることができるようになったことも本人にとって大きかったようです。これまでは「一番じゃないとイヤ」「できないからやりたくない」という気持ちが強く出ていましたが、譲れる場面が増えてきたことで本人の中で「まぁいっか」というゆるみの部分が育ってきたように感じます。

コロナ休校中の様子

私の仕事の都合で、預かり制度を使って学校で自習をしたり、放課後等デイサービスを利用することも割とありましたが、毎日のように先の予定が変わり、大人でも落ち着かない中で、3年間継続している視覚支援のスケジュールのおかげで、大きなパニックを起こすこともなく変化を受け入れながら頑張ってくれました。

「コロナはいつ逃げるの?」と聞いてくることもありました。目に見えないものを理解することに苦労している様子は少しあったかなと思います。

やはり、書いてあることが本人にとって一番なようで、休校の理由や変更した内容なども口頭だけではなく必ず「紙に箇条書きで書く」「簡単なイラストで示す」といった形を続けてきました。

習い事のスイミングも休みになり、運動不足も心配でしたが、運動療育をやっているデイサービスに行ったりすることで親子ともに大変助けられ、感謝しています。

学校再開後の様子

6月からは分散登校に始まり、徐々に日常が戻ってきました。
3年前だったら間違いなくこの変化の日々にストレスMAXだった息子ですが、あまりにすんなり学校生活に戻っていったので、私も拍子抜けするほどでした。

先日、新しいクラスになって初めての参観に行ってきました。
(分散させるため、2日間でどの授業でも観に行ってよいスタイルでした)

仕事の都合で、6時間目普通学級で受ける音楽を選んで行ったのですが、6時間目の普通学級ということもあり、疲れからたぶん途中でしんどくなるだろうと予測していました。

しかも行ってみたら授業の内容は音楽を聴いて、その感想を書くという抽象的で息子にとってはかなりハードルの高いもの・・・

ところが、息子は何度かその場で立ち上がったりすることはあったものの、45分立ち歩くこともなく、補助の先生なしで最後までやり切りました!

私は心の中で「頑張った!」と息子に拍手を送りました。
(感想は2曲のうち1曲ですが、何やら頑張って書いておりました)

その日、帰ってきた息子は「あー今日は疲れたわー」と言っていました。言葉として感情をアウトプットできるようになり、感情のコントロールも少しずつ身につけているなと我が息子ながら誇らしく思いました。

現在の取り組み

我が家では3年前から変わらず下記の3つの取り組みを続けています。
(最近はゆるーくですが)

・身体づくりのアプローチ(スイミング、公園遊び、バルンポリン、ハンモックなど)
・おうちモンテ(最近は料理や掃除中心)
・視覚支援(スケジュールの視覚化)

これと合わせてデイサービス3箇所にお世話になっています。
困難が多かった息子ですが、現状楽しく日々を過ごせているのは、本人が落ち着いて過ごせる環境があり、前向きに取り組む本人の姿勢によって周りの方に助けられているからだと思います。

今、2年生。
これから中学年になり学習内容の抽象度があがったり、お友達とのコミュニケーションが複雑化していくことで、その時々の課題が突き付けられることがあるかと思いますが、「落ち着いて過ごせる環境」を第一にこれからも一歩一歩進んでいきたいと思います。

大変なときは渦中にいると先が見えず、落ち込むこともありますが、何事も細く長くでも継続して取り組むことで、必ず道は開けるとわかったことはこの3年で私の大きな心の支えとなりました。

また、学校生活や家での取り組みの様子などもこちらで報告できたらと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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