『発達支援 基本の「き」』西東京 宇佐川研

『発達支援 基本の「き」』西東京 宇佐川研より

年の瀬の12月29日に、2017年最後の宇佐川研を調布市で開催させていただきました。

東京では、第2金曜日の夜に宇佐川研(発達障害臨床研究会)として、ケーススタディをしております。

夜にやっているため、参加したいけれど、仕事の都合で間に合わないなどのお話をいただいていたため、東京の西側で開催させていただきました。

いつも参加したいけど出られない都内の先生へ向けてと思い開催しましたが、

なんと、徳島県から飛行機で、仙台から、群馬からと、遠くから足を運んでくださる先生もいらっしゃいました。

そのような熱いメンバーに囲まれたので、

通常は「発達臨床的子ども理解」と、「基礎感覚」の中でも、触覚くらいで、時間が足りなくなるので抑えるところを

つい、つい、たくさんお伝えしたくなり、平衡感覚の話と、実践動画を使っての講義としたため、

ケーススタディと合わせて、8時間半の研究会となってしまいました。

それでも、熱心に学んでいただき、さらに、ケーススタディでは、就学を前にしたお子さんへどのような支援をしていくべきかを、

様々な職種やお立場からのディスカッションを通して、支援の視点を深めました。

中でも、正しいと思ったことでも、支援を受ける相手の心情や、その時の状況を踏まえないと、苦しい思いをさせてしまうかもしれないという視点を持つことの大切さです。

適切な支援をしていくためには、知識と技術を高めるだけではなく、相手を思う心の器を広げていくことの大切さに気づけたケーススタディでもありました。

今年一年、宇佐川研、実践研と合わせ、沢山の実践家とお会いしてまいりました。

私たち宇佐川研では、特別支援を普通支援にしていけるように、これこらも努力して参ります。

2018年は、これまで伺えなかった地域へ、実践家仲間の輪を広げに参りますので、お会い出来る日を楽しみにしております。

子どもたちの笑顔のために、来年もよろしくお願い申し上げます。

素敵な年をお迎えください。

宇佐川研 代表
植竹安彦

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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