開催案内
基礎感覚
支援のいろは
先輩ママ・支援者コラム
3歳の子供が言うこと、話を聞かないのはなぜ?どうしたらいい?
3歳くらいの子は魔の3歳児とも言われたりしますが、親としてもこの時期の子供は手を焼くことが多いですよね。
実際、生活していく中で言うことを聞かないこともあったり、話を聞かないことも多々あるはずです。そんな時に我々親としてはどの様な対応をすれば良いのでしょうか。
正直悩みますよね。
そこでここでは3歳児が言うことや話を聞かないと言った場合について親としての対応について考えてみました。
目次
3歳児が言うことを聞かないのはなぜ?
一般的に子供は1歳半~3歳頃に初めての反抗期を迎えることになります。
俗に言うイヤイヤ期であって、”第一次反抗期”と呼ばれるものです。第一次反抗期の子供の思考としては[自分自身を認めてほしい][自分は一人の人間だ]といった自己主張によるものが大きいです。(もちろん漠然とした感覚ですが)
そのため、私たち親に対しても言うことを聞かないといった行動をとることも多くなります。
ただ、頭ではそうと分かっていてもどの様に付き合っていけば良いのか?と言うのは親なら誰でも思うことですよね。
子育てが初めての場合だと尚更です。そこで次は実際に試してみたい対応策などについてもご紹介したいと思います。
言うことを聞かない時に試したい対応策とは
・明確な指示とルーティンを作る
子どもに対してしっかりと明確化された指示を出すことによって子供がイメージしやすい環境を作ってあげることができます。
・選択肢を与える
子どもに選択肢を与えることによって自分自身で決断できる機会を与えます。例えば、[お風呂に入る?それとも明日着る洋服を選ぶ?]といった選択肢を与えることによって協力しやすくなる環境を作り出すことができます。
・ポジティブシンキング
子供が良い行動を取ったら褒めてあげる様にします。子供はポジティブな反応を受け取ることによって喜びや満足感を得ることになり、良い行動を続ける思考になりやすくなります。
・生活の中に楽しさを含める
普段の生活の中に遊びを含めることによって、物事を前向きに捉えやすくなります。例えば、歌やゲームを取り入れながらお片付けをする事で楽しさを感じることにも繋がります。
・冷静に対応する
子供が言うことを聞かないとついイライラとしてしまいがちですが、そんな時こそ冷静になって物事を考えることは大切です。
怒りや叱責は子供にストレスを考えるだけでなく、反抗心を忘れない可能性もありますので、注意が必要です。
ただし個別の性格や状況によって異なるので、上記の対応策がすべて有効というわけではありません。
親子の関係や子供の発達に合わせて、柔軟に対応することが大切です。
そもそも3歳児ってどこまで理解できるの?
3歳児は言語能力が急速に発達して言葉の意味が理解できるようになる時期なのですが、同時に色や形の認識も進みます。
例えば、赤色の積み木を見たときに「これは赤だ!」とはっきり理解できたり、
「紙に三角を書きたいな」
と思ってその通りに描写できたり、赤や三角などの単語と色・図形が結びついていたら理解力がある証拠です。
そのため、言語能力だけでなく視覚・聴覚などあらゆる感覚が急激に成長している時期でもあります。
3歳児はどのくらい話せるの?
3歳〜4歳にかけて話せるようになる言葉の数は、平均すると1,500〜1,700語程度の様です。
これぐらいになると、大人との会話も無理なくできるようになってきます。
しかし、まだまだ自己中心的な部分が多いので言葉ではコミュニケーションが取れていても、相手の求めることに対して適切な応答をできるかといえば難しい部分もあります。
まとめ
今回は3歳の子供が言うこと、話を聞かないのはなぜなのか、そしてそんな場合、どうしたらいいのかなどについて考えてみました。
子供といえど、相手は一人の人間ですので相手を尊重する気持ちを持ちつつ、年齢にあった対応をすることも大切なのかもしれませんね。
コメント