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子供が朝ごはんを食べない理由って何?対処法ってある?
子供が朝ごはんをなかなか食べなくて困っている、、という親御さんは多いのではないでしょうか。
1日のエネルギーを充填させるためにもできることなら朝ごはんをしっかり食べてもらってから見送りたいですよね。
そこで今回は子供が朝ごはんを食べたがらない理由やその対処法について考えてみましたのでぜひご参考いただければと思います。
目次
朝食の重要性と子どもへの影響について
朝食を摂ることで、子どもたちは一日のスタートに必要なエネルギーを得ることができます。また、朝食は体内時計のリズムを整え、セロトニンの分泌を促し、体温を上昇させることで、身体や脳を活動的にします。
各項目について簡単に説明したいと思います。
エネルギー補給
夜から朝にかけての断食時間を経て、体はエネルギーを必要としています。朝食を摂ることで、これらのエネルギーを補給し、学習や活動に必要な集中力を高めます。
体内時計の調整
人の体内時計は約25時間周期で動いており、朝食を摂ることでこのリズムを24時間周期にリセットし、生活リズムを整えることができます。
セロトニンの分泌促進
朝食を食べる際にしっかりとかむことでセロトニンが分泌され、これが精神の安定や良好な睡眠につながります。
体温の上昇
朝食を摂ることで体温が上昇し、身体や脳の活動が促されます。
排便リズムの整備
朝食を摂ることで腸の動きが活発になり、排便リズムも整います。
朝食は子どもたちの身体的、精神的健康にとって欠かせないものです。
保護者の方々は子どもが朝食を摂る習慣を身につけるよう、積極的にサポートすることが大切です。朝食を摂ることで、子どもたちは一日を通してより元気に、健康的に過ごすことができるようになるのです。
なぜ子どもは朝食を食べたがらないのか
子どもが朝食を食べたがらない主な理由は、「時間がない」「食欲がわかない」というものです。
これには不規則な生活リズムや、前夜遅い時間に食事を取ることが影響している場合が多いです。また、朝食を食べないことで、学力の低下や集中力の欠如、体温が上がらずに昼間も眠くなるなどの影響が考えられます。
朝の忙しい時間帯には、学校への準備などで朝食を摂る時間を確保するのが難しい家庭が多く、これが「時間がない」という理由になってきます。
また、「食欲がわからない」理由としては、朝起きた直後に体が完全に目覚めておらず食欲が出ないこと、さらに前夜遅い時間に食事をしたり、間食をしすぎたりすることで、翌朝食欲がなくなることが挙げられます。
そして子どもが朝食を食べたがらない問題には、生活習慣の見直しが効果的です。早寝早起きを心がけ、夜遅い食事や間食を避けることで、自然と朝食を摂るリズムを作ることができます。
また、朝食を食べることの重要性を子ども自身に理解させることも大切ですよね。
朝食を摂ることで得られるエネルギーや、学校での集中力向上などのメリットを伝え、子どもが自ら朝食を食べたくなるような環境を整える事も親の役目なのかもしれません。
朝食を食べないことのデメリット
朝食を抜くことによるデメリットは、集中力や記憶力の低下、血糖値の急変動、自律神経の乱れ、筋肉量の減少、そして病気のリスク上昇など、多岐にわたります。
これらはすべて、日々の生活の質に直接影響を及ぼす重要な要素でもあるのです。
集中力や記憶力の低下
朝食を抜くと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、これが集中力や記憶力の低下に直結します。
血糖値の急変動
朝食抜きは血糖値の急激な上昇や下降を引き起こしやすくなり肥満や糖尿病などのリスクを高めることになります。
自律神経の乱れ
朝食を摂らないことで体内時計が乱れ、これが自律神経のバランスを崩し、さまざまな体調不良を引き起こしやすくなってしまいます。
筋肉量の減少
朝食を抜くと、エネルギー源として筋肉が分解されやすくなり、基礎代謝の低下や運動能力の低下につながります。
病気のリスク上昇
朝食を抜く習慣は、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患のリスクを高めることが研究で明らかにされています。
朝食は一日の始まりに必要なエネルギーを供給し、体と心のバランスを整える重要な役割を果たします。
朝食を抜くことによるデメリットは、単に空腹感を感じること以上に、健康や日常生活におけるパフォーマンスの低下に直結します。
したがって、忙しい朝でも簡単ながら栄養バランスの取れた朝食を摂ることが、健康維持と生活の質の向上につながると言えるのではないでしょうか。
子どもが朝食を食べやすくなるコツ
子どもが朝食を食べやすくなるコツは、生活習慣の改善と効率的な栄養摂取の2つに分けることができます。
具体的には、寝る時間を早めて早起きを促し、朝食までの時間に軽い運動や活動を取り入れることが有効です。
朝食を食べないと、子どもは午前中にエネルギー切れを起こしやすく、学校での活動に支障をきたすことがあります。また、先述したように朝食を食べることで体温が上がり、体が活動モードに切り替わります。
長期的には、朝食を食べる習慣がないと、学習意欲の低下や健康状態の悪化につながる可能性があるのです。
例えば、朝食を食べない子どもは、まるで車がガソリンなしで走ろうとするようなものです。スタートは切れても、すぐにエネルギー切れを起こし、動けなくなってしまいます。
一方で、朝食をしっかり食べる子どもは、燃料を補給しているため、一日中スムーズに活動できるのです。
子どもが朝食を食べやすくするためには、まず生活リズムを整え、朝食を食べる時間を確保することが重要です。また、朝食の準備に子どもを巻き込むことで、食べることへの関心を高めることも効果的だと思います。
朝食を食べることが習慣になれば、子どもの健康や学習能力の向上につながるはずです。親としては、子どもが朝食を楽しみながら食べられるよう、工夫を凝らしてサポートすることも大切になってくるのだと思います。
どうしても、消化力が少なく食べることが辛いというお子さんの場合は、朝は果物だけでもよいので、消化しやすいものを食べるようにしましょう。日中に空腹の時間を大きく開け過ぎないことは血糖コントロールとしても大切になりますので。
まとめ
子どもが朝食を食べることは、一日の活動に必要なエネルギーを補給し、学習能力や健康状態を向上させるために非常に重要です。
朝食を食べる習慣をつけるには、生活リズムを整え、子どもが関心を持てるような朝食の準備に取り組むことが効果的なのだと思います。
毎日の朝食を家族で楽しむことで、子どもの健康と元気な一日のスタートを目指しましょう。
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