赤ちゃんはうつ伏せ寝が好き?防止した方が良いの?

近年、赤ちゃんはうつ伏せ寝ではなくあおむけで寝かせることが一般的だとされています。これは厚生労働省が赤ちゃんが1才になる頃まではうつ伏せ寝ではなく、あおむけで寝かしつける方が良いという見解を示した為です。

もちろんその背景にはうつ伏せ寝による窒息死などによる危険性があるわけですが、欧米ではうつ伏せで寝かせることの方が一般的とも言われています。

ただ、そんな欧米でも90年代には学会誌にその危険性が勧告され赤ちゃんのあおむけ寝キャンペーンなどでうつぶせ寝からあおむけ寝に移行するご家庭も増えたのだそうです。

赤ちゃんのうつ伏せ寝、あおむけ寝にはそれぞれのメリットがありそうですよね。そこでここではそんな赤ちゃんのうつ伏せ寝について考えてみましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。

赤ちゃんがうつ伏せ寝が好きだと言われるのはなぜ?

赤ちゃんがうつ伏せ寝が好きだと言われる所以は、ママのお腹にいた頃の体勢に似ているため、安心して眠る事ができると言われているからです。

そのため、赤ちゃんが自分の力で寝返りをしてうつ伏せ寝の体勢でよく寝る場合はそのまま寝かせてあげても良いでしょう。。との見解もあります。

ただ、ヒトの赤ちゃんはあおむけによって手足をつかむといった動作を経て、手を自由に動かす事ができるようにもなりますし、知性の発達にも大きく貢献しています。

こう聞くとどっちが良いの!?とも思ってしまいますが、要は赤ちゃんの月齢やできる事によって臨機応変に対応するのがベストではないかな?と思います。

では、そんな赤ちゃんのうつ伏せ寝のメリットについても少し見ていきましょう。

赤ちゃんのうつ伏せ寝のメリット

赤ちゃんがうつ伏せ寝で寝ることで、

・頭の形が良くなる

・寝つきが良い

このようなメリットが挙げられます。「え、これだけなの?」と思ってしまいますが、寝つきが良いのは育児中のママからするととても嬉しいですよね。

それに赤ちゃんの中にはあおむけ寝ができずに、うつ伏せ寝でしか寝ない子もいます。そんな時は無理にあおむけにするのではなく、うつ伏せ寝の環境をきちんと整えてあげる事で、その危険性も減らす事ができるようになります。

無理にあおむけ寝をさせることで余計に寝なくなってしまうことも考えられますので。。ではそんな赤ちゃんのうつ伏せ寝の危険性を減らすためには何をすれば良いのでしょうか。

赤ちゃんのうつ伏せ寝の危険性を減らすためには?

赤ちゃんがうつ伏せ寝でしか寝ない。そんな場合もあるでしょう。そんな時は次の項目を押さえておくことで危険性をグッと下げる事ができます。

・寝返り防止用のクッションは使わない

・ベットのシーツは伸ばしてピンと張る

・敷布団はやわらか過ぎるものは避ける

・枕を使わない

・赤ちゃんの衣服は短い袖の衣類を使用する

・いつも以上に注意を注ぐ

上記を気を付けるだけでも赤ちゃんのうつ伏せ寝の危険性を下げる事ができます。これらはCPSC(米国消費者製品安全委員会)やFDA(アメリカ食品医薬局)などが警告している内容になります。

赤ちゃんのうつ伏せ寝による窒息死などは日本でも一時期問題になっていましたので、記憶に新しい人もいらっしゃるかもしれませんね。

つまり1歳未満の乳幼児のうつ伏せ寝に対してはいつも以上に注意を払う必要があるという事です。

乳幼児の窒息死

窒息死の原因は色々言われていますが、その中でもダントツに多いのがマットレスなどに顔が埋まってしまう事による窒息です。

また、その窒息死もほとんどが自宅で発生していますので、1歳未満の赤ちゃんに関してはお昼寝などの時間は特に注意する必要があります。特に反り返りが強いような赤ちゃんは、低緊張気味なことが多く、自分の頭を起こす力が弱いため避けていただきたく思います。首がすわっていない赤ちゃんは自分で頭を起こす力もまだありませんので避けてくださいね。

乳幼児突然死症候群とは(SIDS)

ニュースなどでも耳にした事がある人も多いのではないでしょうか。乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、前触れや既往歴(きおうれき)のないような状態で、睡眠中に乳幼児が突然死してしまうことを指しています。

その為、先述した窒息死とは違い原因不明の死を乳幼児突然死症候群(SIDS)は指しています。

まとめ

今回は赤ちゃんのうつ伏せ寝について焦点を当てました。頭の形が良くなる、寝つきが良いといったメリットの反面、うつ伏せ寝による危険性がある。ということは子を育てる以上、知っておかなくてはいけません。

とはいっても十分に注意することで防ぐことのできる内容でもあるので、1歳未満の赤ちゃんを育児中のご家庭はぜひ参考にしていただければと思います。

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研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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