不機嫌だから?嬉しいから?赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由とは

不機嫌だから?嬉しいから?赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由とは

赤ちゃんが手足をバタバタさせる仕草を今までに見たことがある方も多いですよ ね。ただ、それが嬉しいのか、不機嫌だからなのかというのは分かりにくいかもし れません。

大泣きしてバタバタしている場合は明らかに不機嫌なのは確かなのですが、ニコニ コしてたりきゃっきゃと笑い声?を出している場合はどういう状況なのかも不思議 に感じますよね。

そこでここではそんな赤ちゃんの手足バタバタの理由について考えてみました。

赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由

生後数ヶ月の間に赤ちゃんが手足をバタバタするのは、実はいたって普通の行動で、いくつかの理由が考えられます。

嬉しいから手足をバタバタさせている?

赤ちゃんが「きゃっきゃ」とニコニコしながら手足をバタバタしている場合、基本 的には心配ないようです。赤ちゃんは運動機能や筋肉がまだまだ発達途上ですの で、将来に向けてトレーニングをしている様な状況です。

自分の体が動くことを徐々に認識している段階でもあり、ひとり遊びしていると認 識して大丈夫でしょう。また、ブリッジをする赤ちゃんは自分の体が動く事が分か っているので、もっともっと動かしたくてたまらない状態でもあります。

体を動かすことで、今までとは違った世界を発見出来るため、本人も楽しんでいると言えるかもしれませんね。

機嫌が悪いからバタバタしている?

手足をバタバタさせている時に機嫌が悪い場合、何かを訴えている可能性もあります。

おむつが気持ち悪い おむつの中が気持ち悪くて変えてほしい可能性もあるので、おむつチェックをしてあげましょう。また、室内の温度は適温かなども併せてチェックしましょう。

抱っこしてもらいたい 何か不安な気持ちになっている可能性もあります。ママの声を聞いただけで安心する事もありますので、抱っこや赤ちゃんに対して優しく声かけをしてあげると落ち着く事もあります。

お腹が空いた お腹が空いてミルクやおっぱいが欲しい時、手足をバタつかせてアピールする事も あります。また、授乳が終わった後などは空気が体内に溜まっていて気持ち悪い可能性もあるので、ゲップを誘発させてあげましょう。

大泣きしながらバタバタする時は?

いつもと違った泣き方であったり、激しく泣く様子であれば体調の心配もありま す。体温は高すぎないか、嘔吐していないかなどを確認し、どうしても原因がわからない場合は小児科を受診する様にしましょう。 くれぐれもご自身の判断だけで、対処することのない様に注意しましょう。

赤ちゃんはいつまで手足をバタバタする?

ママのお腹にいる時から赤ちゃんは手足を動かしていましたよね。「あっ、今動いたかも」なんて記憶も懐かしいのではないでしょうか。赤ちゃんは生まれてからも手足を一生懸命動かして自分の力で動けるように頑張って練習しています。なのでいつ頃まで手足をバタバタするのかは個々それぞれには なるのですが、一般的にはハイハイし始める頃にはおさまっていることが多いで す。 そのため、手足をバタバタさせるという行為は成長過程において一時にしか見れな い貴重な瞬間でもあるのです。

多動性障害の可能性は?

多動性障害、いわゆる注意欠陥多動性障害(ADHD)は生まれつきのものでもあります。しかし、よく動くからといってADHDと判断することは極めて難しいです。なぜならADHDによって日常生活に支障をきたす場面が赤ちゃんの場合ほとんどないからです。

幼稚園、小学校などの集団行動を始める頃にはじめてADHDの症状は見えてくる事が多いです。ただ、もしADHDだったとしても決して悲観するのではなく、他の子とは違った素晴らしい一面を持ち合わせている可能性すらありますのでその子の良さを見つけてあげたいですね。かの有名なトーマス・エジソンや坂本龍馬もADHDだったと言われていますからね。

参照元:osakamental.com/symptoms/adhd/14.html

まとめ

今回は赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由についてみてきました。赤ちゃんは言 葉を発することがまだまだできないので、全身を使ってアピールする必要がありま す。嬉しい時も、悲しい時も、不安な時もいろんな可能性があります。そんな赤ちゃんの気持ちを私たち親がきめ細かく、汲み取ってあげる必要があるはずです。

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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