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お店屋さんごっこで遊ぼう!!

春休みに突入しましたね!!

今年はじめに、大台に乗った体重を見て、危機感を感じ はじめたエクササイズ。暖かい陽気に誘われ、ダイエット効果も倍増するのではないかと、淡い期待を寄せています。小5 発達障がい児の母 田中ピラフです。

先月開催された、2022年度2月度東京宇佐川研。
1年ぶり2回目の ケーススタディをお願いしました。

その時の様子については、また近いうちにブログにまとめたいと思っていますが、その時に、息子が興味を持ちそうな “遊びのアイデア”を、スーパーバイザーの先生方や、参加者の皆さんから、たくさん教えていただきました。

今回はその中のひとつ、『お店屋さんごっこ(ハンバーガー屋さん)』について、まとめてみたいと思います。

目次

なぜ ハンバーガー屋さん?

トヨ『お店屋さんごっこ』のアイデアをいただいたのですが、楽しく遊ぶ中で、色々な観察ポイントがあることが分かりました。

役割の分担
 お客さん
 店員さん(レジ係・クッキング係・宅配配達係とかしても面白いかも 等)

役割が変わること
 自分の順番まで待つ
 交代でする
 気が進まない役でもできるか?

オーダーを聞き、覚えておく
 オーダーの聞き取り
 商品名を覚える
 次の作業にうつったときにも、覚えているか? 
 オーダー表があれば、正確にチェックを入れられるか?

商品を作る(手順・口頭説明・記憶)
 レシピ通りに作る(バーガーの具の順番 など)
 こぼさずに作る
 容器やパッケージに入れる(フタをしめる)

応対 
 イートイン(トレーに乗せて運べるか?)
 お持ち帰り(袋に入れる)
 「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの挨拶 などなど

どんなことができそうか考えてみると、
“これは、好きそう!“ ”あ…。これ、できるかな?”と、色々思うところもありました。

好きそうな活動を、取り入れながら、
苦手そうな活動は、失敗で終わらないような工夫と準備!!(←ここ難しですよね!!)

実際やってみると、いろいろな発見がありました。
参考までに、我が家で準備したものを、まとめてみようと思います。

メインメニュー

ハンバーガー

ハンバーガーのおもちゃは、100円ショップによっても色々あり、
・単品
・ハンバーガー・ドリンク・ポテト セット
・ハンバーガー・ドリンク・ポテト セット(トレー付)
・ブロックのように組み立てるタイプ
・マジックテープタイプ など
とても種類が豊富です。
 
我が家は、お持ち帰りの袋に入れたり、トレーで運んでみたりしたかったので、実物に近い大きさのものを選んでみました。

つくろう! オリジナルハンバーガー(セリア)

【遊び方】

・具材をブロックのように積み重ねるタイプ
・本物のハンバーガー位の大きさ
・具材を増やすことも減らすこともできる。
 
☆DELI LUNCH BOX(セリア)

プラスチック製

◆メリット
・きっちり閉まる
・開け閉めの時、感覚がある
・壊れにくい
 
◆デメリット
・紙製に比べると、本物っぽさが劣る


 
☆BAGASSE LUNCH BOX 4つセット(セリア)
紙製容器

◆メリット
・本物のハンバーガー屋さんのような容器
・イラストを描いたりもできる

◆デメリット
・紙製なので、劣化しやすい
・閉める時、少しコツがいる

ホットドック

☆おままごとホットドック(セリア)
(容器+トング付き)
【遊び方】

・パンに、ソーセージ、レタスをはさむ
・トングを使ったり、専用の容器に入れる
・本物のホットドックより小さめ

サイドメニュー

ポテト

ドキドキポテト (セリア)
【遊び方】

・ポテト10本中の1本が、箱に糸でついているので切る

・ポテトの量は少なめ
(プラダン等で量を増やしてもOK)

ナゲット

ぱくぱくチキンナゲット(セリア)
・バーベキューソース
・マスタードソース
【遊び方】
①ソースを取り外す
②ケースにソースをセット
③ナゲットを入れるとソースがついてくる

 
☆フタ付きケース キューブ(セリア)
・半透明、白色 2色あり
プラスチック製

◆メリット
・きっちり閉まる
・開け閉めの時、感覚がある
・壊れにくい
 
◆デメリット
・紙製に比べると、本物っぽさが劣る
 
☆BAGASSE LUNCH BOX(中)5P(セリア)
紙製容器

◆メリット
・本物のハンバーガー屋さんに近い容器
・イラストを描いたりもできる

◆デメリット
・紙製なので、劣化しやすい
・閉める時、少しコツがいる

ドリンクコーナー

飲み物は、色々なバリエーションを楽しめそう!
チクチクした感触が苦手な場合はキラキラモールを外したり、トングなど触らずにすむ道具を用意してみるのも良さそうです。

ドリンクの種類
☆色水を作って、コップに注ぐ
☆カラーストーンや、デコボール
☆キラキラモールを、10~15cm位に切って入れる
☆コピー用紙や、折り紙をくしゃっと丸めて入れる
 など

どうやっていれるか?
☆スコップですくって入れる
☆指でつまんで数えながら

☆トング等 道具を使う など

スコップ
☆砂場用スコップ 
 先が丸くアーチがあるので、コップに入れやすい
☆炭取りスコップ(セリア)
 先が平坦でコップより大きいので、砂場用より難しくなる

コップとストローの組み合わせ
☆ストロー後刺し
 色水をピッチャーに作る
 キラキラモールなど隙間ができやすいものを使う など
 カラーストーンなどは、フタをしたあと、上下にコップを振りながらストローを刺すと入りやすい。
☆ストローを先に刺す
 ストローを刺したあとに、カラーストーン等を入れ、フタをする。
 (ストローを最後に刺すことにこだわりがない場合)
☆ストローを使わない
 ホットドリンクにあるタイプ
 (ストローを使うことにこだわりがない場合)


☆テイクアウト用 フタ付きクリアカップ(セリア)
【コップ】

※大きさ、材質、ストロータイプ など、店舗によって種類あり

☆炭取りスコップ(セリア)
【スコップ】

※カラーストーン
※ストロー刺しやすさ ✖
・①ストロー②ストーン③ふた(こだわりがなければ、オススメ) 
・①ストーン②フタ③上下に振りながらストローを刺す 


コーンクッション
(ダイソー・セリア)
デコレーションボール
(ダイソー・セリア)
キラキラモール
(ダイソー・セリア)
コピー用紙・色紙
(家にあるもの)

コーラ、ピーチ など
※ストロー △

サイダー など
※ストロー △

ピーチソーダ など
※ストロー 〇

カルピス、牛乳 など
※ストロー △
※やってみて感じた、ストローの刺しやすさです。

レジコーナー

100円ショップごとに、いろいろなお金のおもちゃがあるようです。
・数字のみ シンプルな木製コイン(キャン★ドゥ)
・クレジットカード、キャッシュカード入り お金セット(セリア)
・弐千円札入り お札セット(ダイソー) など

我が家で買ったものは、
・お札は、普通のお札の半分以下のサイズ
・硬貨は、普通の硬貨と同じ位のサイズ。プラスチック製で軽め
(10円、5円、1円硬貨が入ってなかったので、本物の硬貨を使用)

【お札】
キッズぎんこう(ワッツ )

【硬貨】
こどもぎんこう コインセット(セリア)
500円 100円 50円 10円

※カード入り、木製硬貨など、店舗によって種類あり
【レジ】
SIKIRI 6(セリア)を使用。

※10円、5円、1円硬貨は、本物の硬貨を使用

【電卓】
100円ショップにもあります


【コイントレー】(セリア など)

先日セリアで、厚紙を組み立てて作る「レジスターのおもちゃ」を購入。
好きな色を塗ったり、シールを貼ってみたり、QRコードで動画での説明付きなので、工作が好きな子どもさんは、チャレンジしてみられるのもいいかもしれません。


☆レジスターを作ろう(セリア)
【準備するもの】
・輪ゴム 2つ
・セロハンテープ
・ペン
・飾り用シール 等

 レバーを倒すと、引き出しが開きます。

紙のお金もついてます

さらに、カスタムしてみた!!

 【準備するもの】
・耐震マット(ダイソー・セリア)
 無色透明のものもあり
・電卓(セリア)
・バーコードリーダー(セリア)
【作り方】
①3ヶ所に耐震マットを貼る
 ②電卓はしっかり押さえつけ
③バーコードリーダーは軽く乗せる
④お金のおもちゃにチェンジ

※おもちゃのお札は、レジの引き出しより小さめ。
※お札の方が長いので、真ん中が浮いたようになるが閉まる。
【我が家の場合】
硬貨を取りやすくしたかったので、上で作った“SIKIRI 6”のフタ部分に、レジとトレーを設置。

できあがり

テンションアゲアゲグッズ

さらに、テンション上がりそうなグッズも紹介!!


☆なりきりクルーキャップ(セリア)
レッド、ピンク 2色あり

※マイクコードが短め
 
☆オリジナルロゴ
・赤色折り紙に黄色ペイントマーカーで書く
・パソコンで作成

☆メニュー表
・写真を撮って紙に貼る
・メニュー表のテンプレートをダウンロード

☆お会計票
・100円ショップに有り
・パソコンで作成

☆卓上ベル(ダイソー)

・終了、スタートの合図に(切り替え)
・店員さんを呼ぶ

※ベルの音が苦手な場合は避ける

☆トレー(セリア 他)

・すべり止めシートを敷き、運びやすくする

ハンバーガ―屋さんごっこを通して

やってみて改めて感じたのが、息子は、
“失敗したくない。自信がないことはしたくない。”
という気持ちが強いということ。

きちんとやり遂げたい。できる自分でいたい。(←ここは、ケーススタディでも言われました。)
でも、そのきちんとしたい気持ちと、身体の不器用さなどの差が大きく、すぐイヤになってしまう所がありました。

ハンバーガーの容器も、ハンバーガー屋さんのような紙製・お弁当箱のようなプラスチック製 両方見せると、「絶対、こっち!!」と、はじめは紙製容器を選びました。
 
しかし、実際やってみると、1回目は紙も固いので簡単にフタも閉まるのですが、2回目になると、紙も少しやわらかくなって穴に突起をひっかるのが難しかったり、何回かしてうまくできないと思うと「ママがして。」と言ったり。最後には、セロハンテープで止めてみたり。
そして、「やっぱり、こっちがいいな。」と、プラスチック製の方にチェンジを希望しました。

その他にも、オリジナルロゴをつけようと提案し、赤い折り紙に、イニシャル『S』を黄色のペンで書いた見本を見せると、
「いいね! やってみる!!」
と、書き始めたのですが、思うような『S』が書けなかったようで、すぐやめてしまいました。
その後、PCで作ったロゴを見せるととても喜んで、容器に貼るのを手伝ってくれました。

「まぁ、こっちでいっか!!」と思えたことは、こだわりが強かった2~3年前に比べると、とても大きな変化で、やり方は1つでなく、失敗しても新しい方法を試してみることで成功する経験をたくさんして欲しいと思っています。

最終的に落ち着いた容器

できること、できないこと

“楽しい先に発達あり!!”

子どもと楽しく遊ぶことを、一番大事にしたい時、
”できるまで練習させよう”と考えず、“出来そうなものにチェンジ”と考えた方が、楽しい活動になるように思います。

せっかく準備したのに…。お金もかかったのに…。と、思ってしまいがちですが、
できないことには理由があって、できるようになるまでの、今はまだ発達段階のステップの途中だったり、背景に基礎感覚のつまずきがあったりすることも多いようです。

できない時には、その様子を動画に撮ったり、観察し、
・何ができないのか
・どこでつまずいているのか
振り返りの材料とされることをオススメします。

例え、できなかったとしても、楽しい遊びとして終わることができれば、「またしたい!」と、次回に繋がるかもしれません。(ムダにもならないかも!?)

【感覚遊びのポイント】
①本人の興味・関心・好奇心をそそる物
②むりのない課題設定
 (スモールステップ・失敗したら他の方法を提示 など)
③親も子もイライラせずにすむ環境設定

 (子どもが使える道具の準備・シートを敷いて汚れてもいい場所を作る など)

この3つを意識して、感覚遊びの準備からはじめてみると、楽しい活動に近づけるように思います。

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