基礎感覚だけじゃない!?母の気づき・・・足って大事なんだ!

こんにちは。りっきーです。
前回の記事では、まずはじめに我が家で息子と取り組んだのは1日たった5分の「バルンポリン」の取り組みだとお伝えしました。

ただ、跳んでいたといえばそうなのですが、実はすこーしコツがありました。

今日は取り組みがなぜ短期間で効果を出したのか、基礎感覚の働きと絡めながらお話できたらと思います。

基礎感覚って何?

皆さん、「基礎感覚」とは何かご存知ですか?
あまり聞いたことがない方も多いですよね。

では「感覚」だったらどうでしょう?
一般的にすぐに思いつくものとしては五感がありますね。
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚です。

でも実はこれ以外に、発達につまづきのある子どもが抱える問題に大きく関わる「感覚」が存在します。
それが、「基礎感覚」と言われるものです。

「基礎感覚」とは、五感よりもさらに基礎となる「触覚(五感とも重なりますがさらにもう一つの原始的な触覚)」と「平衡感覚」「固有覚」を合わせた3つの感覚のことを言います。
これらは普段、ほとんど意識せずに使っている感覚です。
「触覚」については五感にも含まれますが、無意識に使っているという意味では「平衡感覚」や「固有覚」と同じです。

この3つの感覚は自覚がしにくいので、それが原因となってトラブルや症状が現れていても、子ども自身も周りも感覚の未発達によるつまづきだとは気づきにくいのです。私もまさかそんなところに息子の生きづらさが隠れていたとは思わずに過ごしてきました。

でもわかりにくいからこそ、そこを知ってアプローチすることが重要なんです!知ってしまえば本当に子どもを視る目が変わり、家庭でできる遊びを通して、お子さんもお母さん(お父さん)も楽になっていきます。

息子の変化

実は、バルンポリンの取り組みでは主に「平衡感覚」と「固有覚」に働きかけを行っていました。

姿勢が崩れやすい息子の場合、上下の揺れを繰り返し行っていくと、ぐにゃりとしていた背中側の筋肉が少しずつしゃきっとしてくるのが感じられました。

姿勢を保てるようになったタイミングで、左右に傾きながら揺れる動きを取り入れました。最初は傾けると私に体重を預けるような感じになってしまい身体を起こすのが難しかったのですが、毎日繰り返していると少しずつ自然に頭が正中方向に起こせるようになってきました。

そこでさらに前後の動きを入れてみました。上下・左右・前後すべての動きに対して頭を正中に背筋が伸びた状態を少し保てるようになった頃に、前回の記事で書いたように息子に変化が見られるようになっていました。

いろんな角度に楽しく揺れながら歌っているだけに見えて、これらは全て平衡感覚へのアプローチになっていたのです。

また、バルンポリンでバウンドする際には、膝を直角に曲げて、踵から刺激が入るようにトランポリンとの接地面にしっかりと足をつけて行うようにしていました。

植竹先生からは踵からの刺激がしっかり入ることにより、「固有覚」と「平衡感覚」と小脳が連動して働き、重心軸が安定するとアドバイスをもらっていました。 このちょっとした姿勢と揺らし方のコツにより、息子との取り組みが短期間で効果のあるものになったと思っています。

「足」に秘密がある!?

この取り組みを通して私が気づいたことは「足」がとても大事だということです。

立っているときに地面と接地している「足」。ここが安定していなければ、せっかくのアプローチの効果は半減してしまうのかもしれないなと素人ながらに感じました。

息子は兼ねてより宇佐川研の先生方から偏平足・反り腰・反張膝を指摘されていました。

そこでバルンポリンと合わせて、地面をしっかりと踏みしめられる土踏まずのある足を作ろうと思い、OTの先生のアドバイスを受けながら、足の指を効果的に使えそうな草履を用意してみました。

しかし、なかなか鼻緒をつかむことができずすぐに脱げてしまいました。

「なぜだろう?」と考えた私は、まだ息子は足の指一本一本を認識できていないのではないかと仮説を立て、靴下をすべて5本指ソックスに変えることにしました。並行して、ビー玉を足の指でつかむ遊びをしたり、指を意識して使う機会を増やすようにしたのです。

数か月たつと、踏みしめる足が少しできてきたのか、パンパンに張っていたふくらはぎが少し柔らかくなり、1か所に2本指が入っていたりと最初は履くのに苦労していた5本指ソックスも指の場所を間違えずスムーズに履けるようになり、走り方にも安定性が増してきたように感じました。
(結果的に物を落としたときに足で拾うブームが来てしまい、しつけ的には少し・・・でしたが苦笑)

一つ変わると、どんどん変わる

バルンポリンや足のアプローチを通して姿勢が安定してくると、安定しなかった階段の上り下りや走ってしか渡れなかった平均台でゆっくり歩いて渡る様子が見られるなど、様々な場面で「あれ?」と思う変化が増えてきました。

素人ながらに、子どもの見方のポイントが少しわかってくると、おうちでできる取り組みもバリエーションが格段に増えてきます。

「もしかしたらこうしてみたらいいかもしれない」、そんな母親ならではの思いつきも含まれたオリジナルのアプローチの数々も功を奏したのかもしれません。

一つつながると、次々と数珠つなぎにいろいろなことが改善されたりするものです。そういう状態を目の当たりにして、息子も私もできることが増える喜びとともに笑顔になることが増えたことが、一番素敵な成果なのかもしれません。

次回は、基礎感覚の残りの一つ「触覚」についてのお話と、おうちでの取り組みについてお伝えしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、お会いしましょう!!

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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