ただの母親が高次化理論に出会う!

思い通りにならない子育ての連続

発達障害臨床研究会!!??

出会いは偶然でした。2017年8月、何気なく眺めていたFacebookの投稿で、誰かが「いいね!」をしていた「宇佐川研」。

「発達障害臨床研究会・・・?」「感覚と運動の高次化理論・・・?」
無性に気になった私は、「ポチッ」とクリックをし、気が付いたらそのまま研究会に申し込みをしていました(笑)

当時は専門職の方が圧倒的に多かった宇佐川研に、ただの母親の私が飛び込んだ瞬間です。 あの時の直感がなければ、今の私と息子はありません。

気になる子

2013年生まれの息子は、赤ちゃんの頃から「気になる子」でした。

とにかくよく泣く、寝ても全く下におろせない、反り返りの勢いで2ヶ月で自力移動、力がめちゃくちゃ強い、音に敏感・・・それでも初めての子育てだった私は気になりながらも「大変だけど、こんなもの・・・!?」と奮闘していました。

育休中に保育士の資格を取ったこともあり、「発達障害」という単語は知っていたものの、目の前の息子とそのワードが結び付いたのは、まだずっと後のこと・・・ 専門知識がないというのは、そういうことなのです。

母の迷いと焦り

1歳半を過ぎ、発語自体はあり笑顔も多かった息子は、検診でギャン泣きするもスルー。

なぜか引っかかることはありませんでした。息子の発達の遅れに疑いを持っていた私はほっとすると同時に、心のどこかで「本当にそうなのかな・・・?」とこの頃から頻繁に考えるようになります。

それでも日々の仕事との両立の忙しさもあり、必死に子育てをしているうちに2歳後半を迎えていました。コミュニケーション面で通じなさと、出ている単語の数の割に会話が成立しないことなどから、勇気を出して保育園の先生に相談するも「早生まれだし、3歳になったらしゃべりますよ~」と言われてしまいます。

それでも!と、仕事の合間を縫って、市の保健センターの窓口にも直接駆け込みました。相談に2ヶ月待ちと言われ、ようやく迎えた心理士さんとの面談で、「新版K式発達検査」らしきもの(当時は知りませんでした)を受けたのは3歳2ヶ月の時でした。しかし、息子は初めての場所、窓のない密室、知らない心理士さんにギャン泣きし「かえる~おうちかえる~」とドアに突進。まともに検査を受けられず、用紙には「児、拒否強く算出不可能」と書かれてしまいました。そして、「また半年後に様子見せに来てください~」と言われてしまうのです。

「え、半年後・・・!?」

思わず絶句してしまう私。その時私は2人目を妊娠中でした。妊娠中ずっとつわりもひどい中、仕事を休んでやっとの思いでこぎつけた面談で、何の支援にもつながらなかった時の気持ちといったら、今思い出しても泣けてくるほどです。母親の勘で「この子には絶対何かある」と思っているにも関わらず、どうしようもできないことにただただ焦りが募っていました。

絶望の末に・・・

さらに、2人目の臨月を迎えた4か月後、決定的なできごとがありました。

3歳半検診でパニックを起こし、いたたまれなくなった私は大きなおなかで長男を抱え、検診を終えることなく途中で帰ってきてしまいました。様子見なので「個別対応」を受けることができず、集団検診にそのまま案内された結果のパニックでした。

「もうダメかもしれない・・・」 私は生まれて初めて本気でそう思いました。直後に出産し、産まれたての新生児と会話の成り立たない3歳児を抱えて途方にくれる日々が続きました。抱っこ紐に次男を入れ、ベビーカーにはもう乗ってくれない3歳児の手を引いて何とか買い物に行けば、スーパーで癇癪を起し、床に寝そべって大泣き。通りすがりの年配女性に「育て方が悪いんじゃない」と言われる始末です。周りの声が怖くなり、引きこもったこともありました。

診断後に感じたこと

それでも子どもは大きくなります。そういってばかりはいられないと、長男が4歳を過ぎたころ、小児科の発達外来に駆け込み、診断をつけていただきました。診断名は「自閉症スペクトラム」。

「やっぱりね・・・」どこかほっとした私がいました。
発達検査の結果はDQ64。拒否が強く検査に応じるのが難しい状態で、軽度知的の範囲に当てはまる数値でした。

やっぱり私の勘は間違っていなかった。育て方の問題だと言われ、大きく傷ついた私の気持ちが少し楽になったとともに、「ようやくこれで長男にあった支援が受けられる!!」という前向きな気持ちがわいてきました。

奇しくもそのタイミングで、待機になっていた市の療育施設の週1での並行通園に通えることになったという通知を受け取り、4歳3ヶ月を迎えた年中の春、ようやく福祉サービスの恩恵を受けられることになったのです。

「長かった・・・」その時の私の正直な感想です(笑)当時はまだ、療育にさえつながれば、この大変さは何とかなるのかもと思っていました。

しかし、すぐにその考えが間違いだったことに気づきます。通うだけでよくなるなんてありえない。長い時間を過ごす家での継続的な支援や取り組みと合わさってこそ、子どもは伸びていくのです・・・

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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