『実践力を高めるために』実践研6月度

『実践力を高めるために』実践研6月度

少し時間がたちましたが、実践研6月度のご報告です。 
 
 
6月は実践研ではありますが、東京以外の宇佐川研のスタイル(実践研と宇佐川研のコラボバージョン)で開催いたしました。
 
 
実践理論としては、基礎感覚の一つ「固有覚」についてワークを通して理解を深めていきした。そして後半は宇佐川研の真骨頂である「ケーススタディ」を行いました。
 
 
今月は講師として植竹が担当させていただきました。私が講師を務めさせていただく際に一つ大切にしていることがあります。
 
 
それは「変化を実感出来ること」です。
 
 
ソーシャルメディアの時代だからこそwebでは学べないこと。人と人とが触れ合う感覚や力加減など、スマホの画面では得られない経験をお伝えしたいと思っています。
 
 
 
固有覚等については、度々お伝えしていますので、今回は「実践力を高めるために」ということをお伝えしていきます。
 

「実践力を高めるためには」自分も変わっていける、子どもたちと一緒に成長していけるという実感をもてることが大切だと思っています。
  

「変わった」という実感こそが、継続して学び、実践する原動力になるからです。
  
 
なぜ「変わった実感」が大切かというと、私自身が発達理論について大学等で学んできたわけではないからです。
 
 
私は研究会を通して発達理論を教わり、即実践、そしてまた翌月理論を学び実践というサイクルを16年繰り返してきました。
 

この理論と実践というサイクルを通して変化、成長を絶えず実感できたことが学び続ける原動力、実践を高めたいという意欲の源泉となったからです。
 
 
実践力を高めるには重要なポイントが3つあります。
① 分かりやすく理論を教えてもらえたり学べたりする環境があること
② 教わったことの再現性が高いこと
③ 効果や変化を実感しやすいこと

があります。何事もそうですが、「ゼロから1をつくる」時が一番辛いのです。
 
 
学び始めたときというのは意欲も高いですが、自分に自信がもてない時でもあります。そんな時に、子どもたちが成長していく姿というのは、支援者自身の成長でもあります。
 
 
そして、学ぶ際も実践力を高めるための学び方を意識することが大切です。実践でどのようにして使うかを想定しながら学ぶことです。実践場面を思い描きながら、講座の最中に理論から取り組み方まで思いつけばしめたものです。
 
 
いつか使う知識も大切ですがそれ以上に、今、目の前にいるお子さんにどの部分の知識を用いることができるのかを考えながら学ぶことが大切だと考えています。
 
 
その、実践に根ざした学びこそ「ケーススタディ」なのだと思います。
 
 
実践研、宇佐川研は明日の実践に即生かすための学びの場でありたいと思っています。
 
 
また、実践を高めるために欠かせない心構えを様々な角度からお伝えしていっています。
 
 
私たちと共に学んでいただくことで、発達支援ってこんなに楽しいことだったのだ。子どもたちの力って本当にすごいんだ!って気づいていただけたらと思い開催しています。
 
 
様々なことを述べましたが、少しずつでも学べる環境を自分で手に入れることが、実践力を高めていく上で欠かせません。その学びの場の一つとしてぜひ研究会へのご参加や、研究会のLINE@にご登録いただけたらと思います。

※宇佐川研LINE@未登録の方は、このホームページ下のQRコードよりご登録ください。
 
ソーシャルメディアの時代だからこそ、クローズドメディアの中だけしかお伝えできない情報というものも多々あります。
 
 
あなたの飛躍への一歩をお待ちしております。
 
 
実践研事務局・宇佐川研代表
植竹安彦

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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