開催案内

開催報告

基礎感覚

基礎感覚

支援のいろは

支援のいろは

先輩ママ・支援者コラム

先輩ママの実践コラム

コロナ後の倦怠感から抜け出すために

2022年12月、感染には気を付けてきたものの、ついに感染してしまいました。

咽頭痛から頭痛、咳がひどくなり、発熱こそは微熱程度でしたが、自宅療養期間だけでなく、1週間以上たっても起きているだけで辛い、強い倦怠感に悩まされてきました。

そのような状況が続く中、たまたま自分のリハビリ(3年前の左下肢の麻痺による)があり、倦怠感の相談をしたところ突破口が見えてきました。

倦怠感の原因はその方によって違いますので、全ての方に通じるものではありませんが、もし同じような状況で困っている方のお役に立てたらと思いまとめてみました。

目次

自分の倦怠感の症状

私の倦怠感の症状としては、お腹を何かで握られているようなじんわりとした鈍痛が続いていました。軽い胃腸炎のような症状とも言えるかもしれません。

そのため、椅子に座っているだけでも身体を伸ばすことが辛く、猫背のまま、そして頭が重くなっていくような感じでした。

仕事に復帰しても、頭にかすみがかかっているような感じで、お腹に力が入れ辛く、一日終わるとぐったりとしていました。

何とか週末をむかえると、ほぼ一日寝ている状態で食欲もわかず、何も食べないで過ごすような状態でした。

もし、お腹に鈍痛や、お腹周りを押すと軽い痛みがあるようでしたら、私がしていただいたリハビリがお役に立つかもしれません。もちろん、違った原因のこともありますので、医療機関で診ていただくことも検討してください。

倦怠感の原因

理学療法士の先生に身体を診ていただいたところ、腸間膜が非常に硬くなっているということでした。

腸間膜とは

腸をつりさげるように定着させている腹膜の一部。薄いが丈夫で,この中を腸にいく血管や神経が通っている。本来は,腸や腹壁つなぐ腹側腸間膜と,後腹壁につなぐ背側腸間膜とがあるが,腹側腸間膜は腸管の上部をのぞいて大部分が退化している。(学研キッズネットより)

簡単にいうと腸を背骨にくっつけている膜となります。

筋膜や骨膜と同じ膜組織です。

この腸間膜が背骨の膜組織につながっていて、腸を包み込んで、下に下がらないようにしています。

腹膜のつながりなので、腹圧と関係しています。実践研で講義をしていただいたコアスタビリティとも関係しています。

腹圧は膜組織でつくられており、からだの中の風船みたいな空間だからです。

この腹圧で中から背骨をささえていますが、弱まってしまうと背骨がゆがんでしまうので、その背骨にぶら下がっている腸も、下の方に垂れ下がってしまうということになります。

画像:pixtaより

改善へ向けて

今回のコロナの後遺症と今回の施術のエビデンスというものは今のところございませんが、腸は血管や神経にも大きく関係していますので、腸間膜や腸の動きが悪くなることで全身の血流の低下、全身の倦怠感につながってしまったのではないかと考えられます。

また、腸間膜の硬さからコアも入らず、また内臓の硬さが猫背の姿勢を作り、姿勢の保持も難しくさせていたと考えられること。この内臓の硬さが倦怠感の大きな要因となっていたのではないかと考えられます。

セラピーとして腸間膜の硬さを取り除いていくとうことになります。内臓治療になりますので、解剖や触診の知識と技術が必要です。一般の方は信頼できる整体師の先生などにご相談していただけたらと思います。

セラピストの方であれば、上行結腸、横行結腸、下行結腸の周囲から指を入れていき、硬さを感じるところをマニピュレーションしていってください。

※コロナ後遺症との関係のエビデンスはわかりませんので、あくまでも自己責任でお願いします。

リハビリ後の変化

内臓マニピュレーションをしていっていただくと、お腹がどんどん楽になっていきました。頭の痛みも和らいでいきました。その場で聴診器をお腹に当ててお腹の音をきいてみると「ぎゅるるるる」とお腹が動き出した音が確認できました。さらに、膜の施術でしたが、コアが非常に入り状態を起こしやすくなり、姿勢保持が非常に楽になりました。

さらに家に帰ってからはガスも出やすくなり、お腹がさらに楽になっていきました。

この日を境にコロナ後の倦怠感が大きく改善していきました。

まとめ

倦怠感の原因は非常に多岐に渡ると思います。医療に関係することは医師法等に抵触することがあるため今回の執筆も迷うところがございました。ただ、自分と同じくたった一度のコロナ感染から毎日辛い日々を送っていらっしゃる方が多いのではないかと思い執筆しております。

自分もネットでかなりコロナ後の倦怠感の改善方法を検索しましたが、頭蓋への電気治療など施術できる病院がかなり限られる状態でした。また、その施術が果たして自分の症状と合致しているのかは診察をしていないので分からない状況でもありました。

今回のリハビリの内容は専門家の先生が直接触診をして、リスクを避けながらアセスメントも同時進行しながら施術していただいております。

研究会にはセラピストの方が多く参加されていますので、コロナ後の倦怠感の改善の視点としてお役にたてるかもしれないと思い執筆しております。決して一般の方に無理をして自分で改善することを目的としておりませんことをご理解ください。

みな様の健康の回復を心から願っております。

SNS

TOP-PC
TOP-PC
TOP-SP
TOP-SP

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次