『神、宿る島で⛩広島宇佐川研』

第3回広島宇佐川研
「癇癪、偏食、切り替えの苦手さ」をテーマに第3回目となる広島宇佐川研、並びに広島宇佐川研実践会を開催させて頂きました。
今回の会場はなんと、推古天皇、平清盛まで歴史を遡る神が宿る島、厳島神社がある宮島での開催。
宮島は島全体が「心身を清めて神にお仕えする神聖な場所」とされ、「斎(いつ)き島」と呼ばれ、この「いつきしま」の発音が転じて「いつくしま」とされたと言われています。
今回はその宮島にある「宮島子ども園」さんを会場としてお借りして、さらにケーススタディのケースもご提供頂いての開催。
最初に、宇佐川研のアドバイザーもお願いしている、広島県自然アドバイザーの菊間馨先生と園長の田中先生より、宮島子ども園の自然体験活動のご報告を頂きました。
子ども園のご紹介はこちらから↓
いかに素晴らしい環境で、子どもたちの心と身体を島と職員の方々が大切に育てられているかが伝わってきます。
今回の広島宇佐川研の開催テーマは広島県で発達支援に携わる先生方からアンケートを取らせていただき決めました。
今、何か子どもたちの育ちがおかしい?
子どもの数は減っていっているのに、支援学校、支援学級に入学する子ども達が増え続けている。
その中で、普通の保育所、幼稚園などにおいても、もはや発達支援の考えは今や必須となってきています。
育て辛さの根源が基礎感覚のつまずきからの症状。
触覚の過敏さ(触覚防衛反応)から起こる、他害行動や、偏食。
平衡感覚の低反応さから低緊張、低覚醒、眼球運動の苦手さ、そこからつながる癇癪、行動の切り替えの苦手さなど。
感覚のつまずきから、認知発達の育ち辛さなと、発達のつながりを解説していきました。
認知発達や日常生活の動作の土台を支える感覚の育ちに、いかに自然体験活動が大きな働きをしているのかを再確認しました。
特に宮島では、海も山も川もあり、子ども達は感覚面の育ちを宮島の自然から得るだけではなく、概念の基礎となる自然法則を体験から学んでいるのです。
この自然体験が幼少期にあることで、学齢期に学ぶ様々な知識がストンと落とし込まれやすくなるからです。
いくら言葉や本で知識を聞かされたとしても、そもそもの法則の体験をしていなければ本質的な理解には届かないからです。
昨今世界ではIQ(知能指数)ではなく、EQ(感情指数)に重きを置く教育が主流となってきています。
感情、心が動く体験、ワクワクする、驚きの発見、それは作り出された環境よりも、自然中で無から有を創りだすような中で育つのではないかと思っています。
令和の時代、公園へ行ってもブランコすら無くなりつつ有る環境。
公園で友達と遊ぶのも、カードゲームやSwi⚪︎chでとなり、身体を使った遊びは皆無。
人としての身体が育つ機会がますます消えつつある時代だと感じています。
愚痴を言って言っていても仕方はなく、与えられた環境の中で、いかに子ども達がワクワク、ドキドキ、楽しく過ごし、自分の力を高めていけるのか?
そのために、私たち支援者が何が出来るのか?何をすべきなのか?を考える時間に。
自然が失われつつある中で、自然が育んでくれていた要素を、身体機能ごとに必要な要素を考え直し、生活や学習を支える基礎感覚を室内で育てる方法を、身近なものを使い実践。
バルンポリンだけでなく、こんなもので身体の柔軟性が高まるの?と大人もワクワクして取り組んで頂きました。
今回のテーマとなる、癇癪、偏食、行動の切り替えの発達的なメカニズムをお伝えしつつ、目の前の子にとり何が足りないのか?何を支援をとしてしていくのかお一人お一人真摯に向き合って頂けたのではないかと思います。
後半のケーススタディでは、お子さんの詳細な発達履歴を伺いつつ、発達課題を仮設立てしてきました。
保護者の想いを受け止めつつ、机上論ではなく実際になにができるのかを参加された53名の方と考えていきました。
個人情報保護の名の下に、子どもから学ぶ機会が失われる中、保護者の方と支援担当者のタッグを組んだ、一人の子の育ちを支えるための学びの機会を頂け、乳児期からの育ちの姿を追い、発達課題を検討することができました。
担任の先生の熱意と、保護者の我が子への愛からご提供頂けた機会に改めて感謝申し上げます。
翌日の実践会では、前日の研究会の中で伝えた理論を、自律活動として、セラピーとしていかに行っていくか、支援者の手の中に子どもたちの育ちを支える力を宿らせる実践をお伝えしてまいりました。
身体と脳の正中軸を育てるセラピー。
軸が整うことで起こる身体の変化を、参加された方々の身体を通して実感して頂いて参りました。
二日間、宮島子ども園さんの、ぬくもり深い施設と、温かな職員の方々のおもてなしの中開催することができました。
園長の田中先生をはじめ、開催準備を数ヶ月に渡りしてくださった石川先生、そして職員の皆さま、ご縁をつないでくださった菊間先生に感謝を申し上げます。
また、今回は広島県内だけでなく、大阪、兵庫、岡山、山口と遠方からもご参加頂きました。
皆さまの温かで子どもたちへの真摯な想いが、素敵な時間を作り上げてくださったことに深く感謝申し上げます。
暑い日が続きますが、お身体大切にお過ごしください。
宇佐川研 代表
植竹















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