『学習の土台を築く基礎感覚 第2回神奈川宇佐川研より』

『学習の土台を築く基礎感覚 第2回神奈川宇佐川研より』
前回はコロナにより、会場開催があやぶまれた2020年2月。神奈川を最後にオンラインの時代へと突入したことを思い出します。
今回は保護者の方々が現地の主催となっての開催。
学習が思うように伸びないことに関して、発達の仕組みから解説して欲しいというニーズを頂いていました。
例えば、繰り上がりのある足し算になると、途端にできなくなる。
漢字がなかなか覚えられないなどでした。
そこでいくつか必要になる発達の力について解説。
まず視覚性の記憶を高めるためには、見る力が必要。
見るためには、安定した体幹や頭、眼球運動が必要。
さらには、中心視で捉える力や、対象物は注目し続ける集中力。
さらにさらに、頭の中で思い浮かべる象徴機能などなど。
これらの力のさらに土台になる感覚の触覚や平衡感覚をどのように評価して、育てていくのかというあたりを細かく、詳しく、さらに体験ワークを交えてお伝えしました。
自分の身体の感じ方が瞬時に変わる体験に、思わず「おぉ」と歓声が上がるなど楽しい時間です。
平衡感覚としては、バルンポリン体験。
初めて跳ばれた方は、こちらも思わず「アハ」と笑顔が浮かび、「キャー、楽しい」と笑いが止まらない先生もいらっしゃいました。
そう、この楽しいがセラピーには何よりも欠かせません。
やらされているような活動は、脳的にも伸び辛いからです。
宇佐川研としては、楽しい先に発達有り
といつもお伝えしています。
理論を実践につなぐケーススタディ
そして、後半は宇佐川研の醍醐味、ケーススタディ。
今回はリアル小学生のお友達が来てくださり、その場でのライブセラピーとなりました。
姿勢保持が良くなり、身体の安定が高まることで、やる気がみなぎり、次々に書字をして、自分の思いを手紙にしてくださる姿が愛おしい瞬間でもありました。
ケースのお子さんへ、参加者皆さんがアドバイスや応援メッセージを送ってくださる、チーム神奈川が出来上がった瞬間でも在りました。
5年ぶりの神奈川宇佐川研。
大盛り上がりで幕を閉じることができました。
開催へ向けて、現地でご準備をしてくださった別城さんをはじめ、準備チームの皆さま本当にありがとうございました。
そして、今回も愛知や栃木、群馬など遠方から駆けつけてくださった方や、もちろん地元神奈川の皆さま温かい時間をありがとうございました。
私にとっても生まれ育った神奈川で開催でき嬉しく思っています。
また温かい発達への浜風を吹かせて参りましょう。
宇佐川研代表
植竹
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