遊びを観察してみよう~水遊び編~

夏休みも終盤!!
オリンピックが終わり、いよいよパラリンピックですね。
なかなか人の集まるところへお出かけするのも、友達に会っておしゃべりするのも はばかれる今日この頃。
皆さん いかがお過ごしですか?

我が家は、 くる日もくる日も 水遊びやってます。
少し前までは、息子が プール遊びしている傍らで、「気持ちいい?」など声をかけながら、優雅に過ごしていました。

が、しかし。
ここ数日 とにかく暑い…。

とうとう我慢できずに、プールにダイブしました。
とっても 気持ちいいですね!!
即行、私も入れる位の 少し大きめのプールを買いに走りました。

連日 息子と水と戯れ、 7.8月の水道料金と、シミそばかすが怖い…。
小5 ASD 男児の母 田中ピラフです。

※画像はイメージです。実際とは全く異なります。

どんな遊びをして過ごしてますか?

今の時期、子育て真っ最中の友人やママ友とメールすると、「毎日 何して過ごしてる?」という話になりませんか?

子どもたちは、宿題たんまり。部活に習い事。デイや育成クラブの利用。時間がかかる検査の病院予約…。
母たちも、お弁当や お昼ごはんの準備。付き添いや 送迎。
結構 忙がしく毎日過ぎていくのですが。

なにせ、このご時世。
おうち時間を飽きさせないような 遊びのストックを いくつか持っておきたいですよね。

今回は、最近やってみた遊びと、どんなところを観察して遊んでいるか等 まとめてみたいと思います。
なにかの機会に、みなさんが子どもさんとされている 楽しかった遊びの情報交換会とかもお聞きしてみたいです!

水遊びのいいところ

夏休みの息子は、宿題ドリルの毎日のノルマを達成したあとは フリータイム。

病院などのお出かけの予定がない時は、午前中は DVDや you tubeを見たり、最近ハマっているベイブレードをしたり、感覚遊びや お料理などをし、昼から がっつり水遊びをして過ごしています。

最近、水遊びをしていていいなと思ったのは、私も息子も 水遊びの間、タブレットやスマホを 触れないこと。
家の中だと どうしても タブレットやスマホを見てしまい、「〇〇しようよ」と誘っても、モードを切り替えるのに時間がかかったり、ササっとしてすぐタブレットやスマホに戻ってしまったり、LINEの着信音が気になったり…

水遊びが大好きという事もあり、 タブレットやスマホがなくても楽しめる遊びの提供や環境作りで、 親子でじっくり関われる時間になっているなと思っています。

水を使ったあそび

☆水鉄砲☆
(手指の巧緻性 など)
 ・引き金式(けん銃)
・シリンジ式(注射器、ところてん 等)
・加圧式(リュック、消火器、ガン)
・盾  など
☆的当て☆
(固有覚 など)
・水鉄砲
・おもちゃ
☆水風船投げ☆
(固有覚 など)
 
小さい水風船・大きめの水入り風船、両方オススメ
・風船 
・水風船
☆浮くもの、沈むもの☆
(目と手の協応 など)


プットインの練習にも
(沈む)スパンコール、ビー玉
(浮く)スーパーボール など 

☆おたのしみ袋☆
(手先の巧緻性 など)

濡れても大丈夫なお菓子等を入れ、指先に力を入れてビニールを引き裂いてみる。
・ビニール袋 ・おもちゃ 
・個包装おかし など
☆ぷるぷるボール☆
(触覚 など)

水につけて大きくなったボールは、指先でつぶしクラッシュさせることもできます。
ぷるぷるボール【セリア】

おうちプール&おふろで遊ぶ

☆ぷかぷか浮き輪☆
 (平衡感覚)



☆しがみつきマット☆
 (ボディイメージ)
 
※平衡感覚に過敏さ(重力不安)があると、
ぷかぷか浮くのが怖いかもしれません。
その場合、無理せず楽しい活動にチェンジを!
・浮き輪
・マット など
☆すくってみよう☆
(眼球運動 など)
 ・スーパーボール
・カラーボール
・虫取りあみ など
 
☆ひろってみよう☆
(ボディイメージ など)

スパンコール:そっと近づかないと動いてしまう。
爪や指先を使ってとる。
・ビー玉
・スパンコール 等
 
☆よーいドン☆
(眼球運動 など)
 ・エアボード
・丸いもの など
☆おっとっと☆
(固有覚 など)

両腕でエアボードを持ち、
溝の上のボールを落とさないように左右に動かす
・エアボード
・丸いもの など
☆お皿に何個 残るかな?
(認知 など)

お皿にボールをのせて、皿ごと沈める。
沈むものだけお皿に残る
(沈む)ビー玉、スチールボール
(浮く)スーパーボール、卓球球
    など       
☆的当て☆
(固有覚 など)
 
・カラーボード(軽):水の上を移動
・ろうそく(重):ひっくりかえる
・水鉄砲
・プールスティック【セリア】
・カラーボード【ダイソー】
・ろうそく
・お弁当ピック など
☆ボールとり☆
(ボディイメージ など)


・腹側、背中側、おしり側の水着と体の間にボールを入れる。
また、自分で取るようにうながしてみる。
・カラーボール
・おもちゃ など
☆足裏マッサージ☆



☆タッチング☆

 
■足裏へのアプローチと重要性について
タッチング
・スポンジ
・シャワーブラシ
・ヘアカーラー など

ぬれちゃうのが苦手な子には

水に濡れるのがイヤな子もいます。
「すぐに乾くよ~」
「水だから大丈夫」
と言っても、本人からするととても耐えがたい不快な感覚で、パニックになったり、洋服をすぐ脱ぎたいと訴えてくる子もいます。( ■触覚防衛反応について(植竹先生コラム)

そこは無理に参加をするように言わず、
「ちょっと参加してみてもいいかな?」
「 やってみようかな?」
と思えるような工夫や環境作りをしてみてはどうでしょう?


☆ビニールの洋服をかわいくデコレーション
☆安全基地を作ってみたり
(基地にいる時は水鉄砲攻撃 禁止ゾーン)
(バリケードで濡れない工夫)
☆濡れたら着替えがあるから大丈夫だよと 伝えてみる
 

水遊びに興味が向くきっかけになるかもしれません。

☆ビニール袋 ポンチョ☆・ビニール袋
・シール
・油性ペン など
☆バリケード☆
 ・透明のビニール傘
・エアボード
・サンシェード など

遊びを観察してみょう

水鉄砲も、今 たくさん種類がありますよね。
100円ショップだけでも、いろんな種類がそろいます。
我が家も色々なタイプの水鉄砲をそろえてみましたが、得意・不得意があるように思いました。

例えば 昔からある 引き金式。中指・薬指・小指でしっかり握ることができ、人差し指を動かすだけで毎回 同じ位の威力の水を発射することができる。しかし水を補充する時に、小さな栓を外すことが難しかったり、水がたまるのに時間がかかりイライラしていました。

シリンジ式は、その点 水の補充も早く、腕を勢いよく動かすことで、水の威力もコントロールできます。
しかし連射できず、サバイバルゲームなどでは給水ポイントから離れることができません。(プールやお風呂向き?)
また、引き金式は水の中に沈めておくだけなので給水できたのですが、シリンジ式の水中で取っ手を引っ張り水をためる方法は なかなか仕組みが理解できず、途中であげて半分しか入ってないことが多く、どこまで飛ぶかなど競争するとなかなか勝つことができませんでした。(これは理科の授業で使った水鉄砲が透明だったので、やっと仕組みが分かりできるようになりました。)


水鉄砲1つにしても…
・引き金式の栓が うまく外せない。
 栓をはずす指先の使い方、玩具を固定する手 など、どこでつまずいている?
・給水に時間がかかって待てないとき、どんな反応をする?
・サバイバルゲームなど 勝ち負けがある遊びもできる?
・遊びによって、水鉄砲の種類を変えることができるのか? など
 

ねらいをもって観察することで、今の子どもの良いところ、困っているところ、いろいろ見えてくるように思います。

また、着目する視点を整理することで、家族や学校やデイなど、
「家で〇〇をして ××が気になったんですけど、そちらではどうですか?」と、
関係機関と、つまずきどころの共有、アドバイスをもらえたり、また家以外での様子を教えていただきたりもでき、子どもとの関わりに新たな視点が生まれます。
(「学校(デイ)では、やってますよ~」と言われることも 結構ありますよね。笑)
 
 
また、宇佐川研の先生方や 参加者の方と話をし、つまずきどころの整理を一緒にしていただき、楽しい遊びや アプローチ法のアドバイスをいただき、とても勉強になっています。 

動画を撮ってみよう

夏と言えば、水遊び、花火、すいか割り、そうめん流し…。
季節ごとの遊びは、その時しかできないこともあって テンション上がりますよね。
特に 息子は水遊びが大好きなので、毎年 ゴールデンウィーク当たりから 水遊びを始めます。(早い! 笑)

 
まずは、遊んでいるところを動画に撮ってみましょう!
そして、時間があるときに見返してみる。
遊んでいる時には気付かなかった、手の動き、目の動き、姿勢、言葉… いろいろ見えてきます。


そこで気になったところを、メモに残してみる。


一年経って見返すと、
・できるようになったこと
・まだまだ できないこと
・成長したからこそ出てきた 新たな課題 
いろいろ見えてきます。
 

できないからといって、ショックを受けたり 悲しむことはないです。
その つまずきどころには わけがあるからです。
宇佐川研で学ぶ「基礎感覚」や「感覚と運動の高次化論」の視点が加わると、なんでできないのと思っていたことが、本人の頑張っている姿として見えてきます。

そして なにより、大好きな遊びを 思いっきり楽しんでいる姿は、いつ見ても 何回も見ても かわいいです。

なかなか外出できない この夏だからこそ、おうちでいっぱい楽しんじゃいましょう!

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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