3歳児の指しゃぶりはやめさせる方がいい?いつまでにやめさせるもの?

赤ちゃんが指しゃぶりをしていると、
「赤ちゃんらしくて可愛い。」
と思う方も多いと思うのですが、これが4、5歳の子になってくると
「まだ指しゃぶりがやめられないのかな?」と思うこともあるかもしれません。
そもそも指しゃぶりはやめさせた方がいいのか?
もしやめさせるのであればいつ頃までにやめさせる事ができればいいのか?
そんな疑問について今回は考えてみました。
◯指しゃぶりとは
赤ちゃんから3、4歳頃までにみられる指しゃぶりなのですが、
この指しゃぶりは吸啜(きゅうてつ)運動と呼ばれるものになります。
吸啜運動は口で咥えて吸うという反射運動になり、
お母さんのお腹の中にいる時から行っている運動でもあります。
この吸啜運動は出生してからも生後3ヶ月頃まで行われ、
主にお母さんのおっぱいを飲む時に行われる運動なのです。
出典元:https://yamamoto8.com/suck/suck.htm
ただ、3、4歳くらいでの指しゃぶりはその頃のクセや不安解消のための指しゃぶりの場合もあるので、
一概にやめさせなければ、という考えだけではいけない場合もあります。
とは言っても長い間指しゃぶりをしていると成長過程の中で口内に影響が出る場合もあるので
注意しなくてはいけません。
◯指しゃぶりはやめさせる方がいいの?
指しゃぶりは一般的には3、4歳頃に自発的に終える事が多いようです。
この頃の指しゃぶりは不安解消によるものもありますが、
行動範囲が広がり、本人がさまざまな経験することによって、
心も発達し自然と収まってくる事が多いです。
そのため、~4歳くらいまでの指しゃぶりに関しては
自発的にやめる事ができる範囲でもあるのでそのまま様子見をしても良いという見解もあります。
しかし、指しゃぶりを続けることによって口内にも少なからず影響を与えることにもなります。
指しゃぶりが口内に与える影響について
指しゃぶりが長い期間行われると、口の中でも変化が起こります。
例えば、5歳頃になると乳歯なども抜け落ちて永久歯の生えてくる子も増えてきます。
この頃もまだ指しゃぶりがやめられていない場合、
・上顎前突(じょうがくぜんとつ)
・開咬(かいこう)
になってしまう事があります。
上顎前突というのは上顎が出てしまうような状態で、
開咬は前歯で物が噛みきれなくなってしまうという状態です。
なので赤ちゃんの頃は”赤ちゃんらしい”指しゃぶりでも、
年齢を重ねることによって体も成長してきますので、
クセが長引かないためにも、
できる事なら3、4歳くらいで指しゃぶりは卒業させてあげる方がいいのです。
◯指しゃぶりをやめさせる時期やその方法について
指しゃぶりをやめさせる時期としてはできれば3歳~4歳くらいの間に卒業する事ができればいいですよね。
その理由としては先述しました口内の影響が大きく関わってくるためです。
しかし、指しゃぶりの癖というのは基本的には自発的に本人が「やめる」といった欲求が生まれなければやめることが難しいです。
また、無理にやめさせることによって余計指しゃぶりの習慣から抜け出せなくなることも考えると頭を悩ませてしまいますよね。
指しゃぶりをやめさせる方法としては、
指しゃぶりをやめないといけない理由をきちんと教えるパターンもありますが、
違った視点でアプローチするのも効果的かもしれません。
指しゃぶりをやめさせるためのアプローチ
指しゃぶりをやめさせるためのアプローチとしては、
「私も〇〇ちゃんの指、吸ってみようかな~」
「私の指も吸ってみる?」
などの違った視点からのアプローチなども良く利用されています。
その他にも数ヶ月前から「○月○日にこの指ともバイバイしようね」とあらかじめ日にちを設定して伝え続けるのも良いかもしれません。
その他にも指サックをつけて物理的に指しゃぶりをブロックする方法などもあります。
どれか一つでもヒットすれば良いかな?という感じですね。
ただ、注意点としては決して怒鳴りつけたり、無理やりやめさせるような行為だけはトラウマになってもいけませんので避けましょう。
小さな子でも理解できるように諭す事ができればベストですよね。
◯まとめ
今回は3歳児の指しゃぶりについて考えてみました。
指しゃぶり自体は悪いことではないのですが、成長するに従って色々な弊害も出てくる可能性があります。
そのためできれば4歳くらいまでにはやめさせてあげる事ができれば良いのではないかと思います。
ぜひ参考にしていただければと思います。
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