赤ちゃんと目が合わないけど、いつから目が合う様になる？

いろいろ話しかけたりしているのに赤ちゃんと中々目が合わない・・・と心配になっているママもいらっしゃるのではないでしょうか。

目が合わないのは何かの病気？もしかして発達が他の子よりも遅れているのかも？など不安になっているママもいるかもしれません。

成長速度は赤ちゃんそれぞれの個人差もあるので一概には言えませんが、徐々に目を合わせることができる様になってきます。

そこでこの記事では、いつ頃から赤ちゃんと目が合う様になるのかなどについて考えてみました。

◯そもそも赤ちゃんの視力はどれくらい？

赤ちゃんの視力は、生まれたばかりだと0.01～0.03ほどしか無いと言われています。そのため多くの赤ちゃんは目の前の”モノ”に対して何が映っているのかよく分かっていません。

イメージで言うと20cm～30cm先のものもぼんやりと見えている様な感じです。多くのお母さんが赤ちゃんと目が合わない・・・と心配になるのはこのためだとも言われています。

また、色に関しては白、黒などの識別こそ出来ていると言われていますが、白黒の世界が目の前に広がっていると考えると目が合わないというのは自然な事だと言えるかもしれませんね。

そして生後3ヶ月頃になると視力も少しだけ向上し、今まで0.01～0.03ほどしか見えていなかった視力も0.05～0.07くらいまで見える様になってきます。

このくらい見える様になってくると目に映るものを目で追う［追視（ついし）］ができる様になってきます。

では、赤ちゃんと目が合う様になるのはいつ頃なのでしょうか。

◯いつ頃から赤ちゃんと目が合う様になる？

赤ちゃんと目が合う様になる時期は大体3～4ヶ月頃だと言われています。

この頃の赤ちゃんというのは個人差はありますが、追視ができる様になり、動くものや形のある物も少しずつ認識できる様になってきます。

そして色の判別もできる様になってきています。

-　生後すぐ～1ヶ月

生まれてから生後１ヶ月頃は周りの明暗が判別できる程度の視力でほとんどよく見えていません。

しかし、生後1ヶ月を超えてくる頃になると赤ちゃんの視力も一気に向上していくことになり、固視もみられる様になってきます。

固視とは：1箇所をじっと見つめる行為のこと

-　2ヶ月～3ヶ月頃

生後3ヶ月頃になると先述したように0.01くらいだった赤ちゃんの視力も0.05くらいまで見える様になってきます。

もちろん発達の速度は赤ちゃんそれぞれとなりますので、周りよりも遅れがあるかも？と思っても焦る事なくゆっくり様子見をしていくようにしましょう。

またこの頃から、ものの見え方も立体的に捉えることができる様になり、ものの奥行きも認識できる様になってきます。

-　生後半年頃

この頃になると物をじっと見つめる様子も見られる様になります。この時、ママやパパの呼びかけに対しても反応し始め、目線も返すことができる様になってきます。

その後、1歳頃までに視力は大きく発達し0.3～0.5くらいの視力はあると言われています。

◯目が合わないのは何か原因があるの？

赤ちゃんと目が合わないのにはいくつかの原因があるとも考えられています。

目が合わないというだけで「もしかしたら自閉症かも・・」と心配になられているママもいるかもしれませんが、それだけでは言い切ることができません。

心配な場合はまず、かかりつけの医師に相談する様にしてみましょう。

ここからはそれ以外の目が合わない理由についても考えてみました。

-　視界に入る他のことが気になっている

赤ちゃんの視界には新鮮な情報が毎日飛び込んできます。

そのためただ単に他のことに注意が入っているだけの場合もあります。

-　視力の異常の可能性

視力の異常も考えられます。例えば、斜視と言って左右の視線がそれぞれ違った方向を向いている状態や弱視の可能性もあります。

弱視は、両眼に遠視や乱視などがありピントが合わない状態で、メガネをかけてもよく見えない様な状態で視力障害の一種になります。

参考：https://okudo-kodomo.com/visual-impairment.html

-　成長速度の違いによるもの

赤ちゃんの成長は先述した様に個人差があるものです。

今はできていなくとも数ヶ月後に難なくできていることもよくあります。もちろん成長の指標などはありますが、必ずしも合致するわけではありません。

それでも不安なときは、保健センターやかかりつけの小児科、もしくは眼科を受診して相談する様にしましょう。

◯まとめ

今回は赤ちゃんと目が合わない場合の原因などについてみてきました。

赤ちゃんは生後～約３ヶ月頃までに大きく視力も向上します。この頃に赤ちゃんともよく目が合う様になるとも言われています。

あくまでも目安にはなりますので、どうしても心配な場合はかかりつけの小児科、もしくは眼科にて相談するようにしましょう。