頭フリフリ、手のひらヒラヒラしている子がいたら 確認してほしい2つのこと

頭フリフリ、手のひらヒラヒラから気づけること
年齢にもよりますが、4歳を過ぎてタイトルのような行動が見られたら念のため確認して欲しいことがあります。
この頭フリフリというのは、文字通り頭を左右に振る様子です。2歳くらいの子は時々2、3回一瞬だけ振る様子を示す子もいます。
これは、三半規管に頭フリフリで回転刺激を加えることで目のコントロールを維持しようとするような無意識的な動きであることが多いです。
ただ、これは成長と共に三半規管からの情報がちゃんと届くようになると出なくなる動きです。
それが、4、5歳過ぎても続く場合は、三半規管を含めて平衡感覚(前庭感覚)の反応性の低さを示す行動として受け止められます。
ここからつながる発達の状態としては、眼球運動の苦手さです。学齢期における読字などに影響を及ぼす可能性があります。
もう一つの、手のひらを顔の近くでヒラヒラと振る様子は「周辺視遊び」と呼ばれる感覚遊びである可能性が高いです。
これは、視覚の周辺視部分への無意識に行っている視覚刺激遊びであり、文字を読むなど、細かい部分を見分けるのに必要な中心視の育ち辛さを表します。
この2つのしぐさを見かけたら、確認して欲しい2つのことがあります。
①正中線を越える際のまばたき
追視をする際に、身体の中心部分を通り過ぎる際に必ずまばたきが入るかどうかです。
これは、目からの情報を脳の中で処理する際に、正中線を越える時に右脳と左脳の連携を図る必要がありますが、それがうまくいっておらず、まばたきすることで強制切り替えのようにしている様子となります。
正中軸がまだ育っていないという表われであるのと、平衡感覚の育ちの未熟さの可能性が高くなります。
②回転後眼振の有無の確認
回転後眼振(前庭動眼反射:VOR)とは、読んで字のごとく、2秒で1回転の速度で10回転した後に、黒目が左右にヒュンヒュン動きがでる様子です。
幼児さんであれば、2、3秒、学齢期であれば10秒ほど出て止まるくらいの動きが欲しいのですが、中には眼振ゼロという子も最近急増しています。
眼振が全く出ないというのは、眼球運動のかなりの苦手さを示すこととなり、学齢期の学習に大きく影響を与えます。
また、球技などの早い追視が必要となる運動なども非常に苦手となります。
やはりこちらも背景として平衡感覚の低反応、未発達さが要因となります。
①②も大丈夫であれば、一過性の行動であることが多いので、少し気にしておくくらいで良いかと思います。
①②のどちらか一方でもあれば、平衡感覚の未発達さや眼球運動の苦手さがあるかもしれません。
①②に該当した場合、さらに乳児期の寝返りや抱っこで反り返るような行動が多かったなどあれば、発達を促す運動遊びをぜひ取り入れて欲しいと思います。
跳ぶ、揺れる、回る系の運動遊びを毎日数分でもよいので、継続していくことが改善への取り組みになります。
トランポリン、ブランコ、寝返りや回転するような動きの運動です(ケガの心配があるので、安全第一で)。
早ければ数週間から数か月で改善が見られます。ただ、何もしないと苦手なままとなりがちです。














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