『29年間ケーススタディを続けるワケ』東京宇佐川研6月度より

閉館1分前までの粘りの支援


写真をご覧ください。平日の夜9時半に会議室から出てきた東京宇佐川研メンバーです。
 
 
いつもはお部屋の中で撮るメンバー写真ですが、今回は建物の外で撮りました。
 
 
それもそのはず、閉館9時半の会場で21時29分までケーススタディをしていたからです。
 
 
このギリギリまで、支援の可能性を追求するのが宇佐川研の伝統なのだと思います。
 
 
そして今回は、平日の金曜の夜に、会場を変更しないと入れないほどの実践家が集まりました。
 
昨年度までは、30名集まると今日は多いなと感じていました。
 
 
ところが、東京では今年度初のケーススタディでは45名を超えるお申込みがあり、急遽会場を変更するということになりました。
 
 
少しずつ、how-to(ハウツー)ではなく、本質を追い求める宇佐川研のスタイルのknow-why(ノウ ホワイ)に興味をもっていただく方が増えてきたことを嬉しく思う次第です。
 
 
今日は「なぜ、宇佐川研がケーススタディにこだわるのか?」についてお伝えします。

宇佐川研のケーススタディ

東京宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、ケーススタディを29年間ひたすら続けてきています。このケーススタディにこだわるにはわけがあります。
 
 
ケーススタディとは、実際のお子さんの生育歴や発達の指標、行動面や運動面、感覚の特性、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなこと、理解面、コミュニケーション面など、様々な角度から一人の子さんを見つめていきます。
 
さらに家庭や幼稚園、地域での様子などによる、「時間的・空間的・人間関係的」な違いの様子などを紙ベースの情報と動画等から読み解き、本当のお子さんの姿を見つけていきます。
 
 
その上で、得意なことを生かしつつ、ウィークポイントとなっているところを読み解き、そのお子さんの伸ばしどころへストライクの実践を届けるような支援アプローチを検討していくことを宇佐川研のケーススタディと呼んでいます。
 
 
ケーススタディの大切さを知ることで、今まで気づかなかった、子どもたちがもっている輝く力を見つけられるようになります。
 
 
発達のつまずきとは、子どもたちがもっている宝に霞をかけてしまい見えなくさせてしまうことがあります。そのため、大人が子どもたちの宝に土をかけてうめてしまうことになりかねません。
 
 
急がば回れのケーススタディこそが、支援者の実力を高めるのです。
  
 

どちらが良いですか?

ケーススタディで行う支援は、例えるならオーダーメイドの支援です。
 
 
あなたがスーツを買うとしたら、規格やサイズが決められた中から選んで買うのと、自分のために仕立て屋さんが身体の一つ一つずつの部位を採寸し、どのような用途で着るのかヒアリングもしてくれた後に、生地も相談しながら選び、この世で一着だけの自分にピッタリのスーツのどちらがよいですか?
 
 
迷うことなく、後者のオーダーメイドのスーツだと思います。
 
 
お客 さま一人一人が満足してくださるようなスーツを作れるようになるのに、ラクしてなれるはずがありません。縫製の知識であったり、生地の特徴であったり、様々な知識が求められるのは当然なことです。
 
 
だからこそ得られる品質があるはずです。
 
 
支援者にとっての品質は、どのようにして高めていけばよいのでしょうか?
 
 
それは、職人がお客様一人一人から学ぶように、子どもたちから学ばせてもらうことだと思います。
 
 
子どもたちこそが私たちの実践力を高めるためのヒントや答えをもっているからです。
 
 
今でこそ研究会の代表をさせていただいておりますが、16年前にこの研究会に訪れた時の私自身が発達支援の初心者でした。
 
 
大学は経済学部出身、就職した会社では住宅建材の会社で営業と経理をしていました。そんな私が、発達のいろはを学ばせていただいたのが、全てこの研究会であり、宇佐川浩先生よりケーススタディを通して学ばせていただいたことが全てだからです。

質を高める3つの力

ケーススタディの質を高めるには次の3つの力が求められます。
 
 
① 「おおよその発達段階(水準)」をよみとる力
② 「発達の全体性」を理解する力
③ 「発達の意味性」をよみとる力
 
 
この①②③をつなぎ合わせることで、的を射た支援計画が作成できるのです。
 
 
ケーススタディを通して、子どもたちが日々示す「なぜ?」を丁寧に捉え、「なぜならば」と答えを考えていく積み重ねでしか、一人一人に適した支援にはならないのだと思います。
 
 
あなたが本当に求める支援の在り方とはどのようなものでしょうか?
 
 
自分が支援を受ける立場になって考えればおのずと見えてくると思います。
 
 
子どもが可愛いということは簡単です。本当に可愛く尊い一人の命であるからこそ、私たち大人が子どもたちのために、子どもたちの「今」が輝くように努力したいと思います。
 
 
急がば回れの「発達支援」をこれからも宇佐川研は行っていきます。
 
 
その結果、一人で多くの子どもたちのまだ光が当たっていない宝に光をあて、本来の「その子らしさ」を引き出していきたいと思います。
 
 
 
スーパーバイズしてもらえる環境を得ることで飛躍的に子どもたちを捉える眼が養われます。ぜひそのような環境を手に入れてほしいと思います。
 
 
なかなか手に入らないその時こそ、宇佐川研のケーススタディに参加していただけることをお待ちしております。
 
 
一緒に、学んで参りましょう。
 
 
宇佐川研代表
植竹安彦
 
 
 
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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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