「遊戯療法×感覚と運動の高次化理論⇒健やかな成長と発達~遊びが育てる「心の支え」と「心の育ち(非認知能力)」~」発達療育実践研究会 5月度

「全ての子どもたちの健やかな成長と発達を願って」

数多くの子どもたちと向き合っていく中で、一番難しいと感じるのは、気持ちがとても不安定で、泣き叫びや自傷や他害行為が起きている時です。その背景には不安があり、本人も周りの人もしんどくなります。まず「心の安定」を中心とした取り組みが必要となります。

心が安定してくると、その子なりの遊びができるようになります。子どもたちの内面から湧き出る、主体的な遊びが心をさらに育て(非認知能力)、意欲や自信に満ち、その延長上にある学ぶ力(認知能力)を育てます。

高橋先生は、長年の発達支援から「家庭からはじまる発達支援プログラム」として考えをまとめるに至りました。

このプログラムには3つの柱があります。

①「心の支え」
②「心の育ち」
③「学びの育ち」

です。まず、心が安定していることが大切であり、心の安定には「支え」が必要です。

この「支え」をしっかりと備えていくことから始まるのですが、「心の支え」を育むのに、遊戯療法の視点が非常に有効だったそうです。

遊戯療法そのものはうまくいかないことも多々あったそうですが、遊戯療法の視点を生かした「遊び」を子どもたちと展開していくと、「心の支え」の基盤の上に、「心の育ち」と「学びの育ち」が見られていったそうです。

でもついつい、○○法というものを活かそうとすると、その○○法に子どもたちをはめ込もう、技法に子どもを合わせようとしてしまいがちです。

そのようなジレンマの中で出会ったのが「感覚と運動の高次化理論」です。この高次化理論で全てがつながったのだと。

高次化理論自体が非常に大きな枠組みをもっていて、その中に学んできた様々な技法や発想を入れ込め、全てつなぎ合わすことができたのです。

今回は子どもたちの発達の基盤となる「心の支え」、さらに「心の育ち」を育むのに、遊戯療法の視点と高次化理論の枠組みをどのように生かしているのかを一日かけて高橋先生の実践を語っていただきます。

遊戯療法×高次化理論が、子どもたちの「健やかな育ち」につながるプロセスを存分に伺って参りたいと思います。

【高橋先生からのメッセージ】

私が大切にしているのは、子どもの中での育ちです。

発達支援には、医療ベースや教育ベース、訓練ベースや福祉ベースなどがあると考えています。

それぞれに役割があり、すべてがうまく力を発揮することができれば、子どもにとっても大きなプラスとなります。

私がしている発達支援は、子育てベースの支援と考えています。それだけに家庭との連携は欠かせません。

指導は、子どもが求めているようなときに入れる程度でほとんどしません。

学齢期の子どもたちに対しても、心の支えをベースに取り組んでいきます。

自傷、他傷、こだわり、不登校、行きしぶり、緘黙、チックなど、様々な難しさを抱えている子どもたちが多数やってきます。

心を満たし、心を支えていくことで、自分で乗り越えていく子どもたちがほとんどです。

子どもたちの育ちの力を信じて支え応援していくことが、発達支援の原点として実践しています。

80名近くの子どもたちが通ってきていますが、たくさんの子どもたちのがんばりやそこから生まれる感動、生き生きと成長していく姿をお伝えできればと思っています。



【高橋浩先生のご紹介】

35年間、特別支援学校で教員生活を送る。現在、一般社団法人大和伸進会にて「関西発達臨床研究所 所長」、児童発達支援「きんぎょ」指導員として毎日発達支援や実践研究に励む。

大学時代より臨床動作法や遊戯療法、カウンセリングを学ばれ、現職教員を続けながら感覚統合やインリアルアプローチ、TEACCHプログラムや応用行動分析、SST、FBM(ファシリテーションボールメソッド)等の研修会に参加し、実践に活かす活動を続けている。

様々な子を支援する中で、「どんな子でも同じように成長していける権利をもっており、それを実現させていくことが社会の役割」と考えるようになりました。「すべての子どもたちの健やかな成長と発達を願って」をスローガンとした活動を続ける。

「本当に支援を必要としているのは、日々子どもたちの育児に向き合っている家族である」との思いを持ち続けた。

教員退職後に手がけている児童発達支援の「きんぎょ」にて家族の方と一緒に発達支援を続け、子どもたちの発達、成長を目の当たりにすることで、家族だからできること、家族だからできないことを目の当たりにする。

そこで至った思いは、特別な子どもに対する特別な支援ではなく、一人の子どもとして、丁寧に大切に育てていく本来の子育て。一人一人の違いを前提とし、それぞれを慈しむことからその子への育児が始まる。


慈しみの中で暖かな心が育ち、生き生きとした遊び活動が生まれる。

その中から興味や意欲(非認知能力)が育ち、知識や理解(認知能力)が育ってきます。この力が、生涯の発達を支える力となり、エネルギーとなる。

特別な専門性や技法からはじめるのではなく、まず心の成長の基盤となる非認知能力を育てることが重要だと確信している。



〜研究会からのメッセージ〜

実践研(発達療育実践研究会)は、17年前の2005年の5月より始まった、実践家のための、実践を支える基礎理論を学ぶことを目的に始まった研究会です。

会長の木村順OTを始め、様々な領域で発達支援に携わる仲間が集い、毎月実践力を高めております。
 
来る者拒まず、去る者追わずの研究会ですので、お気軽にご参加ください。
 
皆様とお会いできるのを楽しみにしています。


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お申し込みはこちらから 
2022jissen05.peatix.com/

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<開催概要>


■内容
「遊戯療法×感覚と運動の高次化理論⇒健やかな成長と発達~遊びが育てる「心の支え」と「心の育ち(非認知能力)」~」発達療育実践研究会 5月度


■日時
2022年5月22日(日)9:30~17:00(休憩1時間含む)
*9:15より入室できます。初めてZoomを使う方はお早めに入室してください。
*途中の入退室は自由です。


■講師
高橋 浩 先生

一般社団法人 大和伸進会
関西発達臨床研究所 所長
児童発達支援・放課後デイサービス「きんぎょ」 指導員
(元)奈良養護学校 教諭



■対象
子どもの発達に関わる方、興味のある方なら、どなたでも参加いただけます。
・特別支援学校、特別支援学級の教員
・発達支援事業所や放課後等デイサービスの職員
・保育士
・心理士
・作業療法士
・理学療法士
・音楽療法士
・保護者 など


■参加方法
Zoomによるオンラインセミナー形式
(途中、ブレイクアウトルームを使用したディスカッションタイムがあります)

*顔をお出しいただき参加できる方のみお申し込みください。
*Zoomの表示名を「お名前都道府県所属_お立場」としてご参加ください。
(顔出しできない方、お名前・お立場の表記ができない方は、申し込まれても参加をお断りいたします。)




■お申し込み条件
研究会への参加に関するルールを事前にご確認いただき、同意いただける方のみご参加ください。
▼参加のルールについて詳しくはこちらの動画をご覧ください
www.youtube.com/watch?v=tDL5NFLUePY&feature=youtu.be



■参加費
◎一般 5,000円
◎サロン会員 3,000円(下記URLよりサロン内に記載の割引コードをご記入の上お申し込みください)
hattatsushiensalon.com/jissenken202205-salon-waribiki/

*クレジットカードもしくはコンビニ/ATM支払いによる事前決済のみとなります。
*オンラインサロン会員の方は、サロンページに示している割引コードをご記入の上お申し込みください。(間違えて決済された場合は一般会員としてのご参加となることをご了承ください)

☆オンラインサロンへのお申込みはこちらから↓
bit.ly/36uYleO
※お試し入会期間でも研究会参加割引が適応されます。


■募集人数
100名


■受付終了日
2022年5月21日(土)17時まで受付
*コンビニ/ATM支払いを選択された方は【5月20日(金)まで】


■注意事項
*決済済みの参加者の方に、開催前日の夜21時までに講義資料とZoom参加用のURLをPeatixのメッセージより配信いたします。メールが届かない方はPeatixにログインの上、受信箱をご確認ください。
*主催者側以外の撮影や録音は一切ご遠慮願います。
*当日はウェブカメラ、マイク、スピーカーの内蔵されたパソコン、タブレット、スマホでご参加ください。(PCを推奨します)
*有線LAN、WIFI環境、など安定的な通信環境でご参加ください。


■キャンセル・返金について
お申込み後のキャンセルにつきましては対応できません。
また、ビデオ等による後日の視聴サポート等はありません。
ご了承の上お申込みください。


■問い合わせ先
Peatixのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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お申し込みはこちらから 
2022jissen05.peatix.com/

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管理者プロフィール

研究会の代表をしています、臨床発達心理士の植竹です。

宇佐川研(発達障害臨床研究会)は、平成2年より始まり、淑徳大学の故・宇佐川浩教授をスーパーバイザーとしてお招きして始まりました。「感覚と運動の高次化理論」を基に、臨床にこだわって行っている研究会です。

実践研(発達療育実践研究会)は、平成18年より始まり、療育塾ドリームタイムの木村順OTをスーパーバイザーとして始まりました。発達支援を行う際に必要な様々な発達理論を学び、実践を支える知識と技術を高める研究会です。

その、宇佐川研に14年、実践研に12年間学ぶ中で、第28期(平成29年度)より木村会長より代表を引き継ぎました。

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